続き ページ9
ある日、ホオズキは
ポケモンセンターである人に会った
白い服を着たポケモントレーナー
名前は、ハクタク
多少そりが合わないが、よく情報をくれる
ハクタク「そうだ、お前、このへんで怪しい男見てない?」
ホオズキ「怪しい男?」
ハクタク「なんでもポケモンハンターなんだって、珍しいの捕まえて売っ払う奴」
さっきのかわいいジュンサーちゃんが言ってたよ
そうハクタクは言う
その男が、Aを狙った男だとしたら…
ハクタク「そいつ、幻のポケモンをメインに狙ってるんだってさ」
…やはり、可能性は高い
どんな手を使ってでも、Aを奪いに来るだろう
…自分の利益のためだけに
ハクタク「お前が連れてんの、ピカチュウだからまだいいけど、レアなの捕まえたら気をつけろよ?」
ホオズキ「…ご丁寧にどうも」
…今肩にいるの、そのレアなポケモンなんですが?
「へんしん」でごまかしてるだけなんですが?
だが、ハクタクに話さない方がいい、と彼は思った
なんせ彼は酒に弱く、酒で口が軽くなりかねない
もし今、Aの話をしようものなら
おそらくどこかで、その話をしてしまう
それをあの男が聞いたら…
しかし、なんの因果か
あの男がまた現れた
ホオズキがミュウを連れているのが
どこからか漏れたようだ
キャンプしていたところ、
Aが捕まってしまった
わし掴み…
やめろ…
そんな汚い手で
Aさんに触るなッ!!
ホオズキ「Aさんを…離せぇぇぇぇっ!!」
ブンッ
ベチャッ
男「……ぎゃぁぁぁ!!目が、目がぁぁ!!」
ホオズキが投げたのは
激辛のマトマの実
旅の途中で手に入ったものだが
ホオズキは甘い方が好きだ
なので防犯対策として持っていた
ホオズキ「Aさん!!」
ホオズキに呼ばれ、Aはヒューンと飛び
彼の胸に
Aを抱きしめるホオズキ
そして男を睨みつけ
ホオズキ「Aさん、“サイコキネシス”!!」
ホオズキの命令を受け、Aは技を放つ
ホオズキ「やっておしまいなさい!」
「サイコキネシス」で男を持ち上げ、叩きつけた
それを何度も繰り返す
男「ひ…ひぃぃぃっ!!」
ポケモンハンターは逃げていった
自分たちの勝利だ
色々あったが
ふたりはよき相棒だ
さあ、旅を続けよう
鬼灯さんはポケモンにもさん付けしそう
マトマの実を投げたのは
金棒の代わりってことで
小話 嫌われて愛されて〜鬼灯〜→←小話 訳ありパートナー〜鬼灯〜(クロスオーバー)
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年2月5日 7時