小話 食事〜鬼灯〜 ページ44
貴女「えっと…シロちゃん、何これ…」
Aは顔がひきつった
シロが、虫をドヤ顔で持ってきたのだ
シロ「どうぞ!おいしいよ!」モゴモゴ
貴女「…おいしい…食べるのそれ!?」
シロがくわえていたのは
針口虫という、地獄の虫だ
不喜処にいて、亡者を拷問する
似髻虫と似た感じだ
せっかくなので、受け取ってみる
ぷにぷにしている
カブトムシの幼虫に近い感じだ
貴女「えっとぉ…や、焼いたらイケるかな?」💦
鬼灯「おやめなさい」
鬼灯が、Aの手でうごうごしていた
針口虫をひょい、と取った
鬼灯「せっかく、は分かりますが、無理して食べるとお腹を壊しますよ」
貴女「だ…だよね…」
鬼灯「犬や猫ってなぜか虫とかドヤ顔で持ってきますよね」
貴女「あはは…リアクションに困るやつ」
確かにハチの子などを珍味として食べるところもあるが
食べるには勇気がいる
シロ「でもルリオや柿助はよく食べてるよ?」
鬼灯「だからってすすめるんじゃありませんよ」
貴女「でも、今の聞いて思った、人間がサルから進化したなら、なんで虫とか果物中心じゃなかったのかなって」
鬼灯「そうですね、確かに不思議です」
動物はチョコレートやネギNG
でも人間は大丈夫
食べすぎさえしなければ
鬼灯「あと銀杏は要注意です、食べすぎると毒ですよ」
貴女「それは知らなかった」
銀杏にも、毒があるとか
キノコにも毒があるものもある
フグは言わずもがな、猛毒だ
そういう毒があるものも、人間は工夫して食べる
それでも、やり方を間違うと危険だ
しかし危険を冒してでもそれらを食べようとする人間
たくましい、というべきか…
貴女「人間のミステリーは尽きないね」
鬼灯「本当ですね」
色々謎だらけの人間だった
原作11巻からです
人間ってホント色んなの食べてるなぁ、と
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年2月5日 7時