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続き ページ40

コビ子さんが倒れてから数日…


まわりの獄卒の様子が変わりました


おもにAさんに対する態度が


耳を澄ますと、Aさんへの陰口が聞こえる


どういうことか聞いてみると


アレが、Aさんがやったことになっている


コビ子さんを殴ったのは私なのに


鬼灯「誰が言ったんですか?」

獄卒「そ、その…コビ子さんが言ったんです」


……そういうことか


あの人、まだ私を諦めていないらしい



私をかばい、Aさんがやったことにしたんですね


…浅はかな


とりあえず様子でも見に行きますか



コビ子「あ、鬼灯様ぁ!」



頭に包帯を巻いたコビ子さんが、嬉しそうに

私に声をかけてきた



鬼灯「昨日はすいません」

コビ子「いいんですぅ、鬼灯様も大変でしょうから!」


鬼灯「大変、とは?」

コビ子「だって昨日のアレって、Aさんに言われてやったんでしょ?」


……は?


何を馬鹿なことを


アレは自分の意思でやったというのに


コビ子「鬼灯様は悪くないです、あの女が悪いんですから!」


……やめろ


Aさんをそんなふうに言うな



鬼灯「言っておきますが、アレは私の意思ですよ」

コビ子「…そうか、鬼灯様、あの女に洗脳されてるのね…!」


さも悲劇、というようなコビ子さん


コビ子「でも安心して下さい、コビ子がいますから!」



ドンッ!!



私は金棒を床に叩きつけた



ビクッ、とするコビ子さん


鬼灯「私は洗脳などされていません」

コビ子「…鬼灯様?」

鬼灯「今分からないようですが、今に分かりますよ」



そう言い残し、そこを去る私


これ以上ここにいたくない



数日後、コビ子さんが退院した


作戦開始だ


まずはAさんの悪口を言った獄卒を殴る


これも制裁です



コビ子「ほ、鬼灯様…?」


おや、見てたんですか


ちょうど良かった


あなたにも見てほしかったのですよ


Aさんを侮辱した奴の末路を、ね



鬼灯「私はAさんを愛しています」

コビ子「そ、そんな…」

鬼灯「そのAさんを侮辱すると…」


コビ子「ひ、ひぃぃぃっ!」


ついに逃げ出したコビ子さん


それでいいのですよ


私のことは好きなように言えばいい


ですがAさんを悪く言うなら別です



貴女「鬼灯さん、やりすぎだって!」


ああ、貴女は本当に優しい


それが私を夢中にさせる



愛シテマス、Aさん…


今回の鬼灯さんは排除型
色んな闇抱えてる気がする…苦笑

小話 興味持って〜鬼灯〜→←小話 私が守る〜鬼灯〜(鬼灯ヤンデレ)



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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年2月5日 7時

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