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小話 偉そうな亡者〜鬼灯〜 ページ31

ある日、亡者の一揆が起きた



地獄ではたまにあるようだ


その中でも、


メガネの亡者が面倒くさかった


彼は生前、


色々と騒ぎを起こしたようだ



その彼は鬼灯を指し、


口のきき方などが、


鬼灯が一番なってないという



亡者「無能な上司は解雇し、私がこの地獄を変える!!」


…謎の正義感


鬼灯「うるさい」


バコーンッ


鬼灯の一撃がヒットした


鬼灯「貴方はひとつ勘違いをしていますが、裁判中亡者はあくまで被疑者です」


裁判中は必要以上に手は出さないという彼


鬼灯「しかし地獄に堕ちた亡者は罪人です」


ダッと一足飛びで亡者に飛びかかり、

ボコボコにしていく鬼灯


鬼灯「これも!これも!こういうのも!!」


金棒で殴るのはもちろん、

岩を落としたり

弓で射ったり


鬼灯「こういう拷問は私もやってます」


弓を構えて言う鬼灯


つまり部下任せではないぞ、ということを

アピールしたわけだ


貴女「おーっ、鬼灯さんカッコいいーー!!」💕

鬼灯「!」



Aの言葉に、ピクッ、と反応する鬼灯


最後にAが、メガネの亡者に


貴女「…おじさん、ひとついいかな、そういう行き過ぎたのって、何も長続きしないよ」


と、冷ややかに言い、


貴女「そういうの部下はついて来ないし、企業も長続きしないよ」


私も嫌だし、とも言い、


貴女「まぁ、これから何万年もあるんだし、せいぜい自分の愚かさに苦しみ続けな」


トドメを刺した


亡者「ぐっ…」


ボコられた亡者たちは

まとめて連行された


色々勘違いしている亡者たちだった


鬼灯「どの立場でものを言ってるんだ、という話です」

貴女「ホントだよね〜」


そう言いながら、あたりを片付けるA


その後ろ姿を見て、


鬼灯「…ただ、あの亡者たちにはひとつだけ感謝してます」


コソッと、鬼灯は茄子たちに言う


茄子「何ですか?」


鬼灯「あの人たちをボコったおかげで、Aさんの株が上がった」

唐瓜「あ、はは…やっぱそこか…」


振り向いたAは、「?」となった


その後、あ、と彼女が声を上げた


貴女「あの亡者、けっこう野心家だったんじゃね?」

鬼灯「確かに」





原作27巻からです
前の「クレーマー」の続きみたいな
てか、「鬼灯の冷徹」ってある意味
スカッとジャパン?
でもこういう亡者ボコる鬼灯さん
カッコいい!!

小話 猫又社〜鬼灯〜→←小話 君の笑顔〜鬼灯〜



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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年2月5日 7時

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