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続き ページ4

貴女「構わない、アイツらに仕返しできるなら!」


復讐などすれば、少なくとも天国行きにはならない


だがそれでも、Aは復讐したかった


貴女「私には、夢があったのに…」


彼女には、イラストを描く仕事をする夢があった


いつかアニメ会社と契約し、好きなイラストを描きまくり、


それで、人を喜ばせたかった


なのに…


鬼灯「復讐はさせません」

貴女「なんで!」

鬼灯「今は、です。死後なら好きなだけできますよ」

貴女「…どういうこと?」

鬼灯「私と地獄に行きましょう、話はそれからです」


貴女「…分かった」


鬼灯に言いくるめられ、地獄に向かうA



そこでの彼の話は…


いずれ彼らも地獄に来るだろうから

第二補佐官になって

死んでから、死ぬほど後悔させてやろう、

ということだった


貴女「…悪くない話」

鬼灯「では、決定ですね」


Aは、第二補佐官になった



しばらくして…


あの男が来た


男「げっ、A!?」

貴女「久しぶり、クズ男さん」


そう冷たく言うA


貴女「閻魔大王、サクッといっちゃって下さい」


大王「えー、ごほん…貴殿は、ここにいる今や第二補佐官のAちゃんを、身勝手な理由で襲おうとし…」

男「ち、違う!アレは合意の上で…!」

大王「さらには殺して死体を遺棄し……」

男「死ぬとは思ってなか…」


ゴスッ


鬼灯「黙って聞け」


騒ぐ男を、金棒で静かにさせる鬼灯


そしてさらに読み上げられる罪状


大王「……よって、閻魔庁が下す判決は、焦熱地獄!」


ビシッ、と笏を突きつけ、閻魔大王は言う



焦熱地獄…


衆合地獄と似た場所で


マジメで努力家の女性に乱暴した者が落ちる場所


そこには、似髻虫という虫がいて


こういう奴の尻から入り


脳を食い破る



男「ひぃぃ!A、助けっ」


パーンッ


Aの手のひらが、男の頬を張り飛ばした


鬼灯「お、いい音」


思わず呟く鬼灯


男「お、おい…悪かったって…クチ聞いてくれよ、補佐官なんだろ……」


スパパパンッ


Aの「おうふくビンタ」が炸裂!


しかも高速


グイッ


男の襟首をつかみ上げ睨みつけるA



貴女「このまま百叩きして、顔まるごと整形してやろうかぁぁ!?」

男「ひぃぃぃ…!!」


すっかり顔を腫らした男を


獄卒に引き渡した

続き→←小話 さまよう亡者〜鬼灯〜



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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年2月5日 7時

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