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小話 追放された回復役〜鬼灯〜 ページ20

あるところに、冒険者パーティがいた


その名は、「月の女神(アルテミス)


そのメンバーの中に、Aという


回復役(ヒーラー)がいた


そのAは今、大変なことになっていた


貴女「……え?」


リーダー「だから!お前はもういらねぇっつってんだよ!!」


リーダーの男が、声を荒げる


すると他のメンバーも、


___アンタ、まだ分かんないの?ただの役立たずだってこと

___アンタくらいの回復魔法なら、アタシも使えるもんね

___…まぁ…何だ、お前は旅に向かない


好き放題言っている



そう言い、このグループを出ることにした


装備はそのままで出ようとした


ドカッ!


そしたら、リーダーに殴られた



しかたなく、持っていた分の金とちょっとした装備を出した



Aは立ち上がり、入り口に向かう



でも魔術師のイヤミもこれでおしまい



Aはひとり、宿を出た



フリーになったあと、Aは考えた


思えば…


リーダーはいつもああだったし


他の仲間も自分を見下した


剣士は、自分には向かない、が口グセだったし


誰も、自分を頼りになんかしなかった



でも…


Aが大事に持っていたペンダント


これ、実はレア装備だ


せめてもの仕返しだ



リーダーのあの感じからして、


いつかはこうなる気がしてたから




へそくりはある


これで何か装備でも買って


新しくスタートしよう


貴女「…いって〜」



リーダーに殴られたあとが痛い


手をかざし、ある程度の傷を癒す


さっきよりは良くなった



さて、これからどうするか…


結界を張り、寝袋にくるまって考える


あいつらから離れたところに行きたいな



??「…もしもし」


ふと、男の声がした


帽子をかぶった男が、自分を見下ろしていた


切れ長の目…



??「こんなところで寝てると、魔物が出ますよ」


なかなかにデキそうな人だ


彼は、鬼灯といった



貴女「実はさっき…」


Aは、前のパーティであったことを話した



すると突然、鬼灯は言った


鬼灯「よろしければ、私と組みませんか?」

貴女「…あなた、何かグループに?」

鬼灯「いえ、フリーです」


…意外だった


鬼灯「貴女、回復役(ヒーラー)ですね?」

貴女「そうだけど…」

鬼灯「ちょうど回復役を探してたんですよ」


そんなこんなで組むことになったふたり


鬼灯とのグループ名は

地獄の鬼(ヘルデーモン)」に決まった

続き→←小話 距離感〜鬼灯〜



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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年2月5日 7時

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