小話 相席〜鬼灯〜 ページ18
貴女side
貴女「…………」
私は困惑していた
なぜって?
それはね…
大王「Aちゃん、ここいーい?」
ご飯のとき、鬼灯さんたちが
やたらと相席してくるから
なんで?
他に場所あるのに
あのテレビあるとこ、いつも座る場所でしょ
なのになぜか相席したがる
ある日なんか、
私がおぼん持って席につこうとしたら
大王「Aちゃーん、こっちおいでよ」
閻魔大王が手招き
貴女「いや、私はここで…」
断ろうとしたら
ゴゴゴ…
鬼灯さんがめっちゃ見てくる
しかたなく同じ席につく
私は思いきって聞いた
貴女「閻魔大王、なんでいつも相席したがるんですか?」
大王「え?ワシというより鬼灯くんが…」
ギロッ
大王「あわわ…い、一緒のご飯がいいなって!」
……?
今、言い直したような…
大王「(ふー…鬼灯くんが望んだなんて言ったら怒られる…)」
閻魔大王、汗ダラダラだなぁ
大王「ね、ねぇAちゃん、これからはこの席で食べなよ」
貴女「でも…お邪魔じゃないでしょうか」
大王「そ、そんなことないよ!Aちゃんのは話いっぱい聞きたいし!」
そばで鬼灯さんがうんうん、と頷いてる
大王「そ、それに席探すのも大変でしょ?」
貴女「まぁ…そうですね、そういうことなら…」
私は、これからはこの席で食べることにした
鬼灯「…………」👍グッ
大王「(……良かったぁ)」
そんなやりとりがあったとも知らずに
その後は、
ご飯のときにいろんな話をした
好きな食べ物の話とか
テレビの話とか
…好みの人の話
ある時は
鬼灯「Aさん、エビのしっぽ残す派なんですか?」
貴女「前に食べたら、口の中切りそうになって…」
鬼灯「では私がいただきます」
ヒョイ
パク
私のお皿に鬼灯さんの箸が伸び、
エビのしっぽを持っていく
鬼灯さんはしっぽも食べる派なのか
まぁムダがなくていいかも
それを微笑ましく見つめる閻魔大王
ちょ、カップル見るみたいな温かい目やめて////
こんなご飯も
悪くないなと思う私
私は相席の真実を知らない
数日後に
鬼灯さんに告白され、
彼から聞くまでは…
相席したがる鬼灯さん
ちゃっかり間接キス
小話 距離感〜鬼灯〜→←小話 鬼まろウイルス〜鬼灯〜(クロスオーバー)
21人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年2月5日 7時