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続き ページ16

鬼灯「もっとも私は、最初から無実なのは分かってましたがね」

貴女「え…」


分かっていた?


貴女「でも…」


あの時、鬼灯は…


鬼灯『貴女、獄卒失格です!!』


そう言っていた


鬼灯「あの時のアレは、あの人を油断させるための演技だったのですよ」


鬼灯は、後でAを部屋にかくまう気でいたのだ


しかし、その彼女が閻魔庁を出ていってしまい、


慌てた彼は白澤をたずねたのだ


鬼灯「演技とはいえ…すいません」

貴女「あ、いや…」

鬼灯「それより、一度地獄に戻りませんか?」

貴女「え?」

白澤「お前!またAちゃんに辛い思いさせる気かよ!」


鬼灯「いえ…今ちょっと、作戦を思いついたので」


白澤「…お前の作戦こえーな…」💧



そんなこんなで、Aは地獄に戻った


___見て、Aさんだ

___よくもまぁ戻ってこれたもんだ

___心ないんじゃない?



色々言われている


そんななか、Aはあの獄卒…


悪女に会った


貴女「なんでこんなこと…」

悪女「アンタが!鬼灯様に思われてるから!!」



やはり鬼灯か


つくづくあの人モテるな


悪女「アンタを幸せになんかさせない!!これからもっと悪役になってもらうから!!」



そう啖呵を切ったあと、仕事に戻る彼女


悪女「お待たせ〜♥」


いつものようにぶりっ子した悪女


しかし、みんなの反応は冷たい



獄卒1「…俺たちをだましてたのか」

悪女「え?」

獄卒2「Aさんを悪者にしたのお前だろ!」

悪女「(な、なんでバレてるのよ!?)」


鬼灯「言い訳してもムダですよ」


そこに、鬼灯が現れた


鬼灯「貴方の悪だくみは、もうみんな知っていますから」


鬼灯が、今の会話を全国放送したのだ


スピーカーで


鬼灯「さあ、もっと面白い言い訳ありませんか?」


悪女は、ついに降参し、


すべて認めた


Aが幸せになるのが嫌で


ずっと邪魔していたのも


ヒロインは自分だけでいいと思ったのも


悪女は、烏天狗警察に連行された



獄卒1「あの…」

獄卒2「Aさん、ごめんなさい!!」

獄卒1「あ!俺が先に謝ろうと思ったのに!」


今モメているのは、先ほどヒソヒソしていた獄卒たち


獄卒3「心ないとか言ってごめんなさい!!」


わーわー


Aはそんな彼らを許した



その後、復帰したA


第二補佐官になったかは

また別の話…



童話版「ラプンツェル」のパロです
男女逆ですが(笑)

小話 鬼まろウイルス〜鬼灯〜(クロスオーバー)→←小話 塔の中〜鬼灯〜



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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年2月5日 7時

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