小話 君の歌〜鬼灯〜 ページ13
以前、地獄にはAという獄卒がいた
しかし、今はいない
なぜなら、とある事件で辞めたからだ
鬼灯「Aさん…」
彼女が辞めてから数年…
彼女に想いを寄せていた鬼灯は、
いまだ彼女を想っていた
その彼が、ある日桃源郷に行った
白澤とまたひと悶着
そののち薬を買って帰ろうとした
その時だった
〜〜〜♪
鬼灯「…歌?」
この曲…知っている
Aがよく口ずさんでいた曲だ
鬼灯「〜〜〜♪」
鬼灯も歌で応える
すると、歌が近づいてきた
Aだった
少しの間見つめ合う
彼女はまた歌う
すると合わせるように鬼灯も歌う
ふたりのハーモニーが重なり
そしてふたりは抱き合った
鬼灯「Aさん、会いたかった…!」
貴女「鬼灯さん……私も…」
お互いにそう言うふたり
貴女「…あの人は?」
あの人、というのは
Aを閻魔庁から追い出した悪女のことだ
実は、ある事件というのは
その悪女が原因で起きた
鬼灯に好かれたかった悪女
しかし、彼がAに想いを寄せていたため、
悪女は彼女を陥れ、追い出した
これで鬼灯は自分のもの…
しかし、鬼灯の想いは変わらなかった
そのことに逆ギレした悪女
傷害事件を起こし、烏天狗警察に連行された
つまり、今は
Aの疑いが晴れ
地獄はAを待っている状態なのだ
鬼灯「Aさん…帰りましょう、地獄に、私と一緒に」
貴女「私…いていいの?」
鬼灯「もちろんです、閻魔大王も、みんなも待ってますよ」
貴女「………!」パァァ
自分を待っている人がいると知り
Aは顔を輝かせた
そして、鬼灯と共に地獄に帰った
彼女が帰ってきたことで
地獄はお祭り騒ぎ
Aは第二補佐官になり
鬼灯と共に今日も働くのだった
歌で貴女だと分かる鬼灯さんもステキかなと
ちなみに歌は
ディズニーシーの「ブラヴィッシーモ!」な感じです
特に後半の
鬼灯さんが歌うとあんな感じになるかな、と思って
(バリトンなので)
違う世界の出会い…キュン!
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年2月5日 7時