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小話 特別なコレクション ページ12

閻魔大王第一補佐官、鬼灯

彼には収集癖がある


いわくつきのものを集めているのは


知ってる人は知っている



ただ、それとは別に集めているものもある


それは…


鬼灯「はぁ…Aさん…」


想いを寄せる女獄卒、Aのコレクション


Aが切った髪


Aが使った串…



様々なA絡みのもの


それらに囲まれていると


Aと一緒にいるようで幸せだった




ある日には…


鬼灯「今日はいいものが手に入りました」


それは…


Aと一緒に撮ったプリクラ


愛しい人と撮った写真など、


宝物でしかない



そっとプリクラにキスをする鬼灯


ちゅ、ちゅっ


宝物が、また増えた





鬼灯「……ん、はっ…」


…時にはそれで、


一人でシたりもした



Aに自分のことを知ってほしい



だが、Aに嫌われるのは怖い


そう思いつつ、


今日もまた、彼はひとり、幸せに浸る



ある日、噂で聞いた



Aが、鬼灯を気にしていると



鬼灯にとって、これほど嬉しいニュースはなかった


鬼灯「私も好きですよ…」


鬼灯は一人ごちる




後日、彼はAに告白した


OKをもらった


天にも昇る気分の鬼灯



そのあと、自分の秘密を話した


彼女は驚きはしたが、引かなかった



愛がゆえ…と彼が言ったから


好きだからこうなるんだ、と彼女は納得し、


鬼灯の愛を受け入れた


鬼灯はついに


A本人という


極上の宝を手に入れたのだった




ちょっと変態な鬼灯さん書いてみました
愛しいがゆえの…みたいな

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年2月5日 7時

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