続き ページ11
鬼灯の自傷事件のあと、
前にも増して鬼灯がくっついてきた
貴女「(…こっちの気も知らないで…)」
そう思っていたら
鬼灯が言った
鬼灯「…貴女が、ループしたのは知ってます」
貴女「!?」
なんと、鬼灯がループのことを知っていた!
鬼灯「あの時は私も愚かなことをしました」
貴女「…あの時、冷たくしてたのはなぜですか?」
鬼灯「…ある獄卒に言われたんです」
彼は、あの時…
ある女獄卒に言われた
Aが、危険なことを企んでいる
そんな危険な獄卒は、捕まえるだけじゃダメだ
…殺せと
それを信じてしまった鬼灯
Aを手にかけたあと、それは間違いだと知った
そして、後悔を抱え、白澤に頼んで時を戻して
やり直した
謝りたかった、愛したかった
だが彼女が前のことを覚えていて
また同じことを…と思った彼女が
鬼灯の頬を打った
貴女『もう、お関わりにならないで下さい』
平手打ちとその言葉にショックを受けた鬼灯は、
みんなの前でアレを行い、
彼女に嫌がらせをしていた女獄卒をあぶり出すと同時に
彼女を強引に引き寄せた
貴女「なんだ、演技か」
鬼灯「でも、貴女以外に手当てされたくなかったのと、貴女に愛されたいがゆえに壊れかけたのは本当です」
貴女「な、なんと…!」
この人はどれだけ
自分の愛を求めていたのだろうか
鬼灯「貴女以外の手当てで助かる気はありませんでしたし、貴女に愛されないなら、あのままでも良かったんですよ」
お、重い…!
だけどそれが、鬼灯の本当の気持ちなら
受けてもいいかもしれない
そう思っていたら
鬼灯が抱きついてきた
鬼灯「貴女に“関わらないで下さい”と言われた時…本当にショックだったんですよ…」
貴女「ご、ごめん…」
鬼灯「愛してます…離しませんよ、Aさん…」
スリスリ
これは…
もう離れられそうにない
でも
悪い気はしないAだった
前のループとは違う感じにしました
貴女に愛されたくてちょいヤンデレ?な鬼灯さん
イメージ→「ループ5回目。今度こそ死にたくないので婚約破棄を持ちかけたはずが、前世で私を殺した陛下が溺愛してくるのですが」
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年2月5日 7時