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続き ページ47

Aが鬼灯と暮らし始めて半月…


一方の元カレはというと…


元カレ「はぁ!?」


ある日、ネットニュースを見て声を上げた

そこには…

【□□社のご令嬢、A嬢】


元カノのAのニュースがあったからだ


元カレ「アイツが大手社長の孫!?」


さらには…


【エンマグループの加々知氏、A嬢と恋人に】


加々知、というのは彼のペンネームだ


女「信じらんない!かがっちーがあんなヤツの恋人なんて!」


加々知のファンだった女は、ショックを受けた



怒ったふたりは、会社に行った

そこでは、セレモニーが終わったあとだった


鬼灯「待っていましたよ」


実は、Aの秘密を明らかにしたのも、

彼がふたりをあぶり出す罠だったのだ


Aの金をアテにしていた元カレなら食いつくな…と


鬼灯は、ふたりの手首にある「印」をつけた


元カレ「な、何だよこれ」

鬼灯「貴方がたが別れられないようにする“鎖”です」

女「じ、冗談じゃないわ!こんなクズ男!」

鬼灯「その貴方も、彼と一緒にAさんを嘲笑ったので同じですよ」


冷たく、鬼灯は言った


鬼灯「それと、私は鬼灯、閻魔大王第一補佐官の鬼です」


帽子を取り、鬼灯は言った


薬が切れたのか、角が生えている


元カレ「お、鬼…」

女「か、かがっちーが、鬼…」

元カレ「はっ、そ、それならSNSに上げて…」

鬼灯「別に構いませんが、返り討ちに遭うお覚悟はおありで?」


確かに、彼が鬼だとSNSにあげても、

嘘つき呼ばわりされたり

名誉毀損とかで捕まる可能性がある


それに何より…


鬼灯「…言ったでしょう、閻魔大王第一補佐官だと。閻魔大王はちゃんといますし、地獄もありますよ」


彼は正真正銘、地獄の鬼なのだ


鬼灯「ちなみに、Aさんには第二補佐官になってほしいと思ってます」

女「かがっちーとコイツが同じ立場!?ありえない!アタシもやりたい!」

鬼灯「貴方の手はいりませんよ」


この女を補佐官にしたら、またAが苦しめられる

それは目に見えていた


鬼灯「最後にひとつ…」


鬼灯はふたりにずい、と顔を寄せた


鬼灯「Aさんを苦しめたこと、地獄で後悔しろ」


ガタガタ震えるふたり

フラフラと帰っていった


鬼灯が素性を明かしたのは、Aの秘密を明かしたので

自分も、とのことだった


祖母のことは、実は死後に会ったそう


その後、地獄で

Aは第二補佐官になった


イメージ→「年下彼氏を相続しました」

小話 寝不足の理由〜鬼灯〜→←小話 捨てられた令嬢〜鬼灯〜



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設定タグ:鬼灯の冷徹 , 反応集 , 短編集
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月18日 7時

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