小話 お香の秘密〜お香〜(お香ヤンデレ) ページ44
お香「いらっしゃい」
白澤「やぁ、お香ちゃーん」
ここはお香のお店
今日も大盛況
白澤はこのあたりによく来る
ふと、機嫌よく飲んでいた白澤が言った
白澤「そういえば、変な噂聞いたんだけど」
お香「あら、何かしら?」
白澤「このあたりで、知らない女の子が目撃されたらしいんだけど…」
白澤がその特徴を言う
すると、ピクッ、とお香は反応した
白澤「写真見せてもらったけど、けっこうかわいい子だったなぁ、でも獄卒じゃないみたいだし…誰だろう?」
お香「まぁ…そんな子このへんにいたかしら?」
頬に手を当て、分からないといった仕草のお香
白澤「お香ちゃんでも分からないかぁ、じゃ亡者の子かなぁ」
一人ごちながら、白澤はまた飲む
その白澤を、お香はニコニコと笑って見ていた
閉店後…
お香「(…写真撮った人、あとでなんとかしなきゃ)」
そう考えながら、お香はある場所に向かう
そこには、一人の少女
貴女「あ、お香さん!おかえり!」
彼女の名は、A
お香が、誰にも知られたくない存在
お香は、Aの行動に制限はしていない
ただ、目立たないところで遊ぶように言ってある
貴女「あのね、あのね!カッコいい人に会ったの!」
お香「まぁ、誰かしら?」
貴女「黒いお着物で、おでこに角あったの!背ぇ高いの!カッコいい人だったの!」
楽しそうにきゃっきゃと言うA
その特徴が合致するのは、一人しかいない
お香「(…!鬼灯様…)」
なんということだ
彼女が鬼灯に会ってしまった
貴女「Aにね、お菓子くれたの!」
お香「まぁ…そうなの」
お香の中で、黒い感情が鬼灯に向けられた
Aはかわいい
鬼灯が見初めるかもしれない
あるいは白澤が…
そんな恐ろしいことにはさせない
それに、彼女にホメられるのは
自分だけでいい
この子のためなら何でもする
それは自分のためでもあるから
鬼灯「最近、衆合地獄で殺傷事件があるそうです」
巻物を見ながら、鬼灯は言った
鬼灯「何でも、ある少女を見たあと、起きているとか」
お香「まぁ…怖いわねぇ」
なんて
それを行ったのは自分だが
死人に口なし
お香はなんてことない顔で接する
帯の中に、ふたりをいつでも刺せるよう、
小刀を忍ばせて…
ハピシュガパロ
初めてのお香さんがコレでいいのか…💦
特徴は、貴女がそのまま小さくなった感じで
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月18日 7時