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続き ページ39

貴女side

黒い鬼さんに呼ばれた


私のことが分かったらしい


鬼灯「…Aさん、とても残念な知らせがあります」


何だろう…神妙な面持ち


鬼灯「心して聞いて下さい」

貴女「…何?」


ドキドキしちゃうなぁ


鬼灯「まず、貴女の死因ですが……貴女の死因は、毒殺です」


どく…さつ…?


サスペンスとか、コナンにあるアレ?


鬼灯「しかもその毒、厄介なことに、解剖しても痕跡が残らないタイプなんですよ」

貴女「う、嘘…何でそんなのが…」


私に…毒…


貴女「だ、誰が…?」


黒い鬼さんが言ったのは…


鬼灯「貴女の彼氏さんです」

貴女「う、そ…」


私は、膝から崩れ落ちた


大好きな彼氏が、…犯人?


そういや彼、薬とか毒とかに詳しかったなぁ

医学生、とかで…


でも…


貴女「…そんな、はずは…だって彼、いい人で…」

鬼灯「…残念ですが違ったようです」


ぽん、と黒い鬼さんが私の肩に手を置く


鬼灯「あの車も、ブランド品も、貴女の貯めていた資金を使って買ったようですよ」


つまり私は、お金目当てで毒殺されたってこと?


鬼灯「そもそもあの人、結婚資金もありませんでしたし、結婚より遊びたかったようで…」


女性もたくさんいるらしい

鬼灯「彼、貴女のお金で遊びまくってますよ、もう豪遊です」



黒い鬼さんは言う


そう、だったのか…

とんでもないダメ男と、私は付き合ってたんだな



その後、彼氏…元カレが来た


元カレは黒い鬼さんたちが調べたことで

全部がバレ、大叫喚地獄に決まった


元カレ「A、悪かったから許してくれよぉ」

貴女「もう遅いよ」


未練ないし

元カレは泣いて連行された


貴女「色々ありがとう、黒い鬼さん」

鬼灯「…私は鬼灯です」

貴女「うん、最初に聞いたけど」

鬼灯「呼んで下さい」

貴女「…ごめんなさい、私、本当に親密な人しか、名前は呼ばないタイプで…」


もごもご言ってたら、黒い鬼さんに抱きしめられた


鬼灯「私と親密になればいい話です」

貴女「…でも…」

鬼灯「私はあの人と違って貴女を泣かせません」


まっすぐな、目…

その目に見とれていたら、キスされた


甘い、甘いキス


ま、待って…溶かされそう…


貴女「私、亡者なのに…」

鬼灯「関係ないですよ」


また、甘いキス…


その後、

私は第二補佐官に、

そして鬼灯さんの恋人になった





貯金たくさん貯めた貴女
貯金目当てで殺されたら
やりきれないよね、って話です

小話 荷物整理〜鬼灯〜→←続き



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設定タグ:鬼灯の冷徹 , 反応集 , 短編集
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月18日 7時

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