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Aの頭の上に羽をまき散らしたり
亡者を突き出したりした
亡者「な、なんだあの鳥!」
貴女「鳥?」
亡者の見る方を見たが、何もいない
亡者「あ、あれ?アイツどこ行った!?」
貴女「はいはい、妄想おつかれちゃん」
亡者「違うー!本当なんだぁぁ!」
衆合地獄に鳥の獄卒はいない
わめく亡者をよそに歩き出すA
ルリオ「(くぅっ…鬼灯様、急いで下さい…!)」
そのとき、
そこに鬼灯たちが合流した
Aの前に立つ彼ら
彼らに気づいたA
鬼灯「Aさん…!」
貴女「これは、ほ…さかん殿」
「鬼灯さん」と呼びそうなのをぐっとこらえるA
貴女「…何かご用?私を捕らえにでも来ました?」
鬼灯「………」
明らかに前とは違うAの態度
呼び方も変わっている
ずきり、と胸が痛む鬼灯
怒っているのか
無理もない
貴女「二度と戻ってくるな、でしたっけ?」
鬼灯「…そのことなのですが…」
シロ「Aさん!戻ってきて!」
シロが、必死に訴えかける
柿助「アレは冤罪だったんだ!」
ルリオ「みんな、Aさんに謝りたいと思ってる!」
貴女「どうだか」
ぷいっ、と冷たく顔をそむけるA
鬼灯「…どうすれば許してくれますか?」
貴女「…指の一本でも落とせば?」
そんなことできるわけが…
鬼灯「…分かりました」
スッ、と懐からナイフを出す鬼灯
貴女「…え?」
鬼灯「っ……!」
ぐぐぐ…
ナイフで左手の小指を落とそうとしている
…本気で切り落とす気だ
貴女「…ちょ、ちょちょちょっ待っ!!」
Aは思わず、ナイフの刃を握った
貴女「…江戸の遊女か!」
そしてツッコむ
手から血が滴る
貴女「あ、イテ」
鬼灯「何やってるんですか!」
貴女「そっちこそ!指なくしたら金棒持てないでしょ!…イテテ」
鬼灯が、手を手当てしてくれた
貴女「ところで…あの人は?」
ルリオ「例の獄卒だったら、悪事全部バレて今は牢屋だ」
どうやら自作自演だったのがバレたらしく
Aの無罪は確定された
あの人相書きは、自分を探していたのだ
…謝るために
貴女「…じゃ、帰ろっか、
鬼灯「…はい!」
みんなで閻魔庁に帰る
やはり自分は、彼女に惚れている
鬼灯は、つくづくそう思った
その後、みんなと和解した
こういう話ちょこちょこ書いてごめんなさい💦
ドラマチックなの書きたい時あるんです
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月18日 7時