小話 冥土通いの井戸〜鬼灯〜 ページ26
貴女「ここが有名な寺かぁ」
彼女、Aは現世人
ただいま、旅行で京都に来ている
貴女「あ、そうだ、あの井戸はどこかな?」
Aが探しているのは、
「冥土通いの井戸」
のぞき込んで
姿が映らないと
3年以内に死んでしまうといわれるものである
貴女「(ちょっと怖いけど…大丈夫でしょ)」
Aはその井戸を見つけて
のぞき込んだ
…映らない、気がする
貴女「私もともとチビだし、たまたま映らなかっただけかも」
しかしAは知らなかった
その彼女を、「向こう」から見ているものの存在を…
旅行から帰ってきて1ヶ月
貴女「くしゅん!」
Aは軽くカゼを引いた
だが割とすぐ治ったので大事には至らなかった
半年後…
Aは車にひかれそうになった
貴女「…悪いの、憑いてんのかなぁ」
その後も何度か
似たようなことがあった
そして、ある日…
貴女「!!」
Aは、通り魔に刺され
命を落としてしまった
目覚めた先で、ひとりの鬼がいた
鬼灯というその鬼は、
鬼灯「…やっと来てくれた」
と、小さく呟いた
Aは獄卒、そして第二補佐官にされ
鬼灯の寵愛を受けるのだった
今回はちょっと特殊
井戸をのぞいた鬼灯さんと貴女
鬼灯さんが貴女を気に入っちゃった感じ
篁さんのエピソードをもとにしました
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月18日 7時