小話 提案〜鬼灯〜 ページ24
獄卒「Aさん、何かいい案ありませんか?」
Aと話していたのは
黒縄地獄の獄卒
貴女「えっと…黒縄地獄は盗みの地獄だから、つまり亡者は欲しいものがあったわけで…」
Aはアイデアの宝庫
いろんなアイデアを提供している
貴女「じゃあ、お金とかぶら下げて、それが永遠に取れない地獄とかどう?もし取れてもダミーでしたー、みたいな?」
獄卒「なるほど…効きそうですね!」
黒縄地獄において、
一番多いのは金に関わる罪で
空き巣、強盗などがその例だ
貴女「あ、でも欲しいのがお金だけとは限らないから…」
獄卒「ふむふむ…やってみます!」
貴女「あ、決めるのは鬼灯さんだよ?」
今日もまた、アイデアをもらった獄卒が走る
ある日…
大王「えぇ?それキツくない?」
貴女「大王は呵責しないからそう言えるんです!」
Aと大王が何か話していた
鬼灯「どうしたのですか?」
貴女「あ、鬼灯さん、今新しい拷問について話してたの」
鬼灯「ほぅ…例えば?」
貴女「等活地獄の傷だらけ亡者にも辛子味噌塗ったりとか」
大王「え、えげつない…」
貴女「亡者にはこれでも足りないくらいですよ」
鬼灯「そう、その通りです」
大王「(Aちゃん、鬼灯くんの影響受けてない…?)」
貴女「私も辛子味噌つくろっかな〜」
鬼灯「いい素材ありますよ」
目の前で繰り広げられる会話に、閻魔大王は冷や汗をかいた
後日…
ぎゃぁぁぁぁっ
今日も亡者の悲鳴が響く
そして一方では
亡者1「あ!あれ欲しかったやつ!」
亡者2「ああ!あれはー!!」
Aの提案が通り
黒縄地獄の呵責に
いくら頑張っても欲しいものが永遠に手に入らない
というものが追加された
呵責は叩かれたりするのも痛いけど
こういうのもイタいかなって
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月18日 7時