鬼灯の冷徹小話集☆その五 (ページ23)

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小話　彼女の拷問〜鬼灯〜ページ23

ちゅっ

Aが亡者にキスをすると

その亡者はへたん、と座り込む

なぜかというと、

キスと同時に体力を奪われるからだ

体力を奪われ座り込んだ亡者に

他の獄卒が追い打ちをかける

ちなみにキスするときは

専用の唇型のアイテムをつけている

鬼灯「…Aさん、あの呵責法はやめて下さい」

ある日、Aは鬼灯に言われた

貴女「え、どうして？」

鬼灯「どうしてって…平気なんですか、亡者にキスなんて」

貴女「私も亡者だよ？」

鬼灯「それとこれとは違います、私が言いたいのは、拷問とはいえキスするのはいかがなものかと」

貴女「直でやってるわけじゃないよ？」

鬼灯「当たり前です！！」

思わず大声を出す鬼灯

直でなんて、とんでもない

貴女「…そんなにダメ？この方法、もらった体力で仕事はかどるからいいっちゃいいんだけど」

鬼灯「貴女気づいてませんか？貴女にキスされたあとの亡者の顔！」

貴女「げ〜って感じじゃないの？」

鬼灯「逆にうっとりしてますよ！……ﾁｯ」

Aは、自分のキスが拷問だと思っている

鬼灯は、Aにキス拷問されたあとの亡者を思い出した

ぽわぁ〜、とした顔を

アイテム越しとはいえ気に入らない

鬼灯は、Aを抱き寄せた

そして、甘くキスをする

鬼灯「貴女の唇は、私だけのものですよ」

ちなみに、あのアイテムと呵責法は

他の獄卒がやることになったとか

(ゴッツいの)

ポケモンのわざ「ドレインキッス」をもとにしました
キスでの拷問も効きそうです