小話 愛情表現〜鬼灯〜 ページ21
貴女「鬼灯さまーー!」
元気に走ってきたA
しかし鬼灯はひょい、と彼女をよける
勢い余って床にスライディングするA
貴女「鬼灯さま!なんでよけるんですか!」
鬼灯「あのままだったら貴女、抱きついていたでしょう」
貴女「えー、ダメですか?鬼灯さま照れ屋さん♥」
鬼灯「仕事しろ」
ある日、Aはある人に相談した
貴女「…ねぇ白澤さん、どうしたらいいかな?」
それは、白澤だった
白澤「(それ…僕に相談する?)」
苦笑いする白澤
白澤「そうだよねぇ、ひどいよねぇ、君にこーんなに思われてるのにさぁ」
まさに鬼だよねぇ、と白澤は言う
むぅー、とむくれるA
白澤は、あることを提案した
白澤「じゃあさ、ゴニョゴニョ…」
貴女「……えぇ?」
白澤「これでダメなら、脈ないってことだから僕んとこおいで?」
貴女「うん…考える」
そのあとAは、パジャマを持ってきた
その頃地獄では…
鬼灯「閻魔大王、Aさんを見てませんか?」
大王「あぁ、Aちゃんなら今日は帰らないよ」
鬼灯「…?お泊まりか何かですか?」
たぶんお香さんのところだろう
鬼灯はそう思っていた
大王「うん、桃源郷に」
鬼灯「!?」
大王「白澤くんとパジャマパーティーするんだって」
鬼灯「なっ……!!」
Aさんがお泊まり
しかも桃源郷!?
それが何を意味するのか知らないのか!
鬼灯「なぜ止めなかったんですか!!」
大王「え?だって楽しそうだったからつい…」
鬼灯は思わず、桃源郷に向かった
Aさんが寝付いたころを見計らって…!
くぅっ、想像したくもない!
鬼灯は、足音も荒く戸を開けた
鬼灯「ご機嫌いかが!!」
そこには…
パジャマ姿のA
貴女「あれ、鬼灯さま…」
突然の来客に、Aはきょとんとした
貴女「あ、書類なら出しましたよ」
鬼灯「…何してるんですか」
貴女「え?」
鬼灯「ここで何をしているのかと、聞いているんですよ!!」
貴女「何って、これから白澤さんとゲームを…」
すると、白澤がひょこっと顔を出した
白澤「Aちゃーん、まだー?」
貴女「あ、今行くよー」
鬼灯「……!?」
…白澤さんには
そんな態度だったのか?
鬼灯「……ッ、Aさん!今貴女自分が何してるか分かってるんですか!!」
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月18日 7時