小話 君の素顔〜鬼灯〜 ページ12
貴女side
私、Aは
最近入った獄卒
しかし、
遠慮してしまい
あまり自分をさらけ出せない
ある日、
大王「Aちゃん、相席いい?」
貴女「あ、どうぞ…」
食堂でご飯食べていたら
閻魔大王と鬼灯さまが
相席した
……?
いつも座るのあっち(テレビあるとこ)だよね
貴女「あの…いつもは…」
大王「いやぁ、そうだけど…たまには一緒がいいかなって」
…まぁいいや
そんな気分なのだろう
てかシーラカンス丼でかっ
閻魔大王、これ食べてるのか
私も唐揚げいただきます
…じゅわっ
口の中に広がるうま味
柔らかい食感
うまっ
やっぱ唐揚げうまっ
唐揚げ屋さんのもいいけど
ここのもなかなか…
しかもこの香り…
うーん魅惑だぁ
貴女「……❤️」
思わず顔がほころぶ
幸せだぁ〜
大王「唐揚げ、好きなの?」
コクコク頷く私
貴女「唐揚げとかオムライス…トリ肉は好物です」
焼き鳥とかも好きだし
チキンソテーとかも
コーラついたらもう最高
豚も悪くないんだけどね
大王「じゃあ、苦手なものは?」
苦手なもの?
うーん…
辛いもの、と…味のエグいもの
ちょっとだけならいいけど
やたら辛いのとか、苦いのとか
そういうのはちょっと…
味が濃すぎるのもな…
まぁまず食べてみて…なんだけど
こないだ筋子食べたら
…ちょっと合わなかった
あと、私ネコ舌
…はーっ
おいしかった
ごちそうさまでした
食器を返しに行く私に、鬼灯さまが言った
鬼灯「Aさんの好みが分かって良かったです」
貴女「そりゃ…どうも…」
私の好み知ってどうするんだろ
ま、いいや
お仕事行こーっと
大王「実は鬼灯くんが相席したいんだって言ったら怒られるかな」
閻魔大王が、そんなことを呟いていたなんて知らずに
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月18日 7時