小話 秘密の人形〜鬼灯〜 ページ11
彼、鬼灯は色々集める
いわくつきのものなどを色々だ
ある日、鬼灯はとある人形を手に入れた
ぱっと見、リカちゃん人形に似ている
髪の毛を入れて使うそうだが…
鬼灯は、Aの髪を入れてみた
何が起きるのか…
人形を手に、彼女の様子を見る
…何も起きない
暇を持て余した鬼灯が、人形の頭を何気なく触ったとき…
貴女「!?」
Aが突然、頭を押さえた
不思議そうにキョロキョロしている
鬼灯「…!」
鬼灯は、人形の秘密に気づいた
これは…
髪を入れると、その髪の人とシンクロするのだ
試しに胸のあたりを触ると…
貴女「ひゃっ」
胸を押さえ、赤くなるA
貴女「もぉ〜、何なの〜…」
鬼灯「(これはいいもの手に入れた)」
おそらく本来は
呪いとか、相手を苦しめるために作られたのだろう
しかし、やり方ひとつでこんなに変わる
何だか楽しくなってきた鬼灯
キスしてみたり
名前を囁いてみたり
股のあたりを触ってみたり…
貴女「や、だぁ…」
こうかはばつぐんだ
ある日…
貴女「鬼灯さん!何か変なの持ってない!?」
鬼灯「変なもの?」
貴女「こ、こないだ声が聞こえて…」
それはおそらく、名前を囁いた時だ
声で自分だと気づいたのだろう
鬼灯「もしかして、これですか?」
スッ、と鬼灯は人形を出した
頭を撫でてみると、
貴女「あ!やっぱり!ソレが原因でしょ!」
頭を押さえ、Aは抗議する
貴女「ソレ処分してよ」
鬼灯「これもまたアレな人形ですよ?捨てたらどうなるか…」
貴女「じ、じゃあケースに入れて…」
鬼灯「何をバカなことを」
せっかくのこの機能
使わなきゃもったいない
貴女「そ、ソレ、仕事中とか使われると困るんだけど!」
鬼灯「こんな風にですか?」
鬼灯は、人形をいじくった
しかも高速で
貴女「!!や、や…だあぁっ」
やはりシンクロしている
感じているようだ
体を押さえるが、本物ではないので止めるに止められない
鬼灯は、ずい、とAに近寄り
甘くキスをした
赤い顔で彼を見るA
貴女「本物…が、いい…」
ついそう言って、はっ、として口を押さえるA
鬼灯「本物…欲しいですか?」
貴女「う…うん」
鬼灯は、Aを部屋に連れていった
その後も
ことあるごとに鬼灯はあの人形を使い
Aをいいようにするのだった
こういう人形あって
鬼灯さんに使われたら…って話です
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2024年1月18日 7時