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小話 追放されたのちに〜鬼灯〜 ページ9

社長「A、君はもういらない」

貴女「…は?」


突然の解雇を突きつけられ、固まるA

ここは地獄のとある企業会社

Aはここで、社員として働いていた

仕事は上々だった

それなのにいきなりの解雇


社長「聞けば君は、新人イビリをしたり色々したそうだね」


……誰だそんな噂流したの

…誰か後ろで笑ってる

ま、いいか

もともとここは大手だが中身はブラック企業

いずれ何らかの形で辞める気だった

むしろ良かった


貴女「…そうですか、お世話になりました」


ぺこ、と頭を下げ、Aは帰ろうと荷物を持つ


社長「あ、君の実績は置いてってくれよ?」


ハァ…結局ソレは欲しいのか


貴女「…はい」


Aは失意のまま、会社を去った

その後ろ姿を見て…


社員1「やっと厄介払いができましたねぇ社長?」

社長「そうだな、アイツはただの給料泥棒だ」

社員2「またまたー、彼女の持ってた少企業欲しかったんでしょ?」

社長「…まぁな、ヒラのくせにいい企業持ってたのがいけないんだ」


Aは名のある企業を持っていた

それが欲しくなった社長は、権力を使って奪い取り吸収した

そして…吸収に反対していた彼女を追い出す

もともと何かと邪魔に思っていた

悪い社長…いや、会社全体がグルだった


その腹を知らず、Aは歩く


貴女「はぁ…これからどうしよう?」


一人呟いていると、ある人と会った

それは、閻魔庁の第一補佐官、鬼灯だった


貴女「私、ついさっき解雇されまして」


Aは先ほどまでのいきさつを話した


鬼灯「…まぁ、あの会社の黒い噂は聞いていましたが、まさかこんないい人材を…」

貴女「…かいかぶりですよ」

鬼灯「…というかあの企業貴女だったんですか」

貴女「まぁ、権利あの社長に取られましたし吸収もされたのでもう…」


苦笑いしながら言うと、


鬼灯「貴女、うちに来ませんか」


と、鬼灯からオファーが来た

捨てる神あれば拾う神あり


鬼灯「第二補佐官になって下さい」


しかも前よりいい


貴女「私でいいんですか?」

鬼灯「貴女以外にいません」

貴女「はぁ…まぁ、いいですよ」


かくして、Aは第二補佐官に就いた

閻魔庁はいい場所で、Aの安らぎの場所にもなった


仲間にも恵まれた


茄子と唐瓜、お香…いい人ばかりだ


前のアレで冷えた心に、彼らの優しさは染みた

続き→←小話 あなたと一緒に〜鬼灯〜



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(プロフ) - 偽装カレの続きがあったらいいな (12月9日 6時) (レス) @page46 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
- 冨岡さんいいですよね。私の最推しは伊黒さんです。 (12月2日 3時) (レス) @page38 id: e739b2c63b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年11月13日 10時

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