続き ページ6
茄子「…もぅ、感情戻らないのかなぁ」
悲しげに、茄子は言う
鬼灯「それは、彼女次第です」
そんなある日…
裁判があった
その亡者の中に、かつて告白してAを捨てたあの男がいた
男「…A…Aなのか?」
貴女「……」
男「あの時はごめん!あの女性たちに踊らされて…!!」
Aは何も反応しない
男「…A?どうしたんだ?」
鬼灯「今の彼女に感情はありませんよ」
男「な、何で…!?」
鬼灯「貴方が原因でしょう」
ズバッと、鬼灯は言う
鬼灯「Aさんは…貴方の告白を喜んでいたのに貴方は彼女をムゲにした!」
男「む、ムゲになんか…!」
鬼灯「貴方に絶望して、Aさんは感情をなくしたのですよ!」
男「そ、そんな…!好きだったのは本当…!」
鬼灯「今となっては遅いですよ、私ならそんなヘマはしない!!」
珍しく熱くなる鬼灯
これはやっぱり…と大王は密かにニンマリした
男は確かにAを愛していた
だが、他の女性の口車に乗せられ、そちらについてしまった
それが、彼女の感情がなくなる一因になるとも知らず
男が連行されたあと、鬼灯は呟いた
鬼灯「羨ましいですよ…それくらい好きになってもらえて…」
その鬼灯を、Aは不思議そうに見上げた
その胸の内で、何かが変わり始めていた
次に来た亡者は、Aを陰湿にいじめた女だった
女「あ!Aじゃん!」
鬼灯「貴方、Aさんをいじめたグループのひとりですね」
女「えー、悪いのこいつだしぃ?あんたどんな手使ってカレを落としたワケ?」
貴女「……」
また無反応なA
しかしわずかに肩が震えている
自分が受けた仕打ちを思い出したのだ
鬼灯はそっと、Aの背中に手を添える
女「何?今度はその人?あんたが愛されるワケないって言ったよね?」
Aはこの人のせいで、自分は愛されないと思い込んでいたのだ
鬼灯「…!大王!!」
大王「え…閻魔庁が下す判決は…受苦無数量処!」
ゴネる女を連行して、今日は終了
その夜
Aは鬼灯の部屋にいた
今日のことを思い出す
鬼灯「Aさん、好きです」
すると…
貴女「…鬼灯さん、ありがと、好き」
鬼灯「…!」
初めて見たAの笑顔
貴女「で…いいの?」
鬼灯「もちろんです」
鬼灯は、そっとAを抱きしめ、キスをした
離すつもりは、ない
無感情な貴女
鬼灯さんの言葉に「この人なら…」と思ったのです
その後少しずつ感情戻ります
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善(プロフ) - 偽装カレの続きがあったらいいな (12月9日 6時) (
レス) @page46 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
絢 - 冨岡さんいいですよね。私の最推しは伊黒さんです。 (12月2日 3時) (レス) @page38 id: e739b2c63b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nami☆ | 作成日時：2023年11月13日 10時
