小話 ひとり鍋〜鬼灯〜 ページ44
ぐつぐつ…
Aの部屋のテーブルの上で煮える鍋
貴女「そろそろかなぁ…♪」
ワクワクと待つA
今日はこっそり、ひとりすき焼き鍋
そろそろ食べ頃だろうか
その時、
コンコン
ドアを叩く音がして、慌てて食卓カバーで隠すA
来たのは鬼灯だった
書類を受け取りに来たようだ
すでに終わっていたものを渡す
そして、鬼灯は戻っていった
その後ろ姿を確認し、そっとドアを閉める
そして、食卓カバーを取る
すでに食べ頃
貴女「よーし、じゃあいただきます!」
さっそく食べようとしたA
するとそのそばからにゅっ、と箸が伸びてきた
手の主は鬼灯
しっかり皿も持っている
貴女「えっ、鬼灯さん!?さっき帰ったんじゃ…」
鬼灯「本人は私ですよ」
貴女「え、じゃあさっきの鬼灯さんって…」
??「私たち」
さっきの鬼灯が現れた
にょっ、と座敷童子が顔を出す
どうやら肩車して、鬼灯の被り物をしていたようだ
Aが書類を取りに後ろを向いた瞬間、本人が部屋に入る
そしてちゃっかりすき焼きゲット、という寸法だ
貴女「してやられた…でもなんで?」
鬼灯「こんないい匂いさせていたら、気づかないわけないし、お腹すくでしょう」
一子「Aさんだけずるい」
ニ子「ひとりじめ、ダメ」
貴女「…一緒に食べる?」
鬼灯「いただきます!」
座敷童子「わーい」
さっそくマイ箸を出す3人
鬼灯「でもなぜひとり鍋など…」
いつもは食べ物をひとりじめはしないA
貴女「…なんていうか、やってみたかったんだ」
一人でおいしいものを食べるとき、誰か来る、というスリル
それを一度やってみたかったのだ
もちろんひとりじめなんかする気はない
余ったら誰かにおすそ分けしようと思っていた
鬼灯「Aさんが残したものは私がいただきます」
貴女「ふふっ、鬼灯さんたら」
その後、すき焼きは3人で食べ、
鬼灯はちゃっかり自分用にすき焼きを持ち帰った
Aの愛情ごと
食べ物絡みでちょっとギャグ風味(笑)
おいしいものの魅力…
「ミニオン」のバナナ騒動のやつをイメージしました
あそこまでドタバタじゃないですが😄
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善(プロフ) - 偽装カレの続きがあったらいいな (12月9日 6時) (
レス) @page46 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
絢 - 冨岡さんいいですよね。私の最推しは伊黒さんです。 (12月2日 3時) (レス) @page38 id: e739b2c63b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nami☆ | 作成日時：2023年11月13日 10時
