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小話 怪物の正体は…〜白澤〜 ページ39

それは、ある時のこと…

ある姉妹がいた

その中にAという娘がいた

姉たちに負けないほどの美しさだった


いつものように空を飛んでいた白澤

その娘に一目惚れした

どうにかしてあの()とお近づきになりたい

白澤、はたと思いついた


その翌日、父親はAを呼んだ

神託があり、Aを捧げよとのこと


言われた場所に彼女を連れていき、そこから彼女が身を投げる

その崖の下でスタンバイしていた白澤が神風と共に彼女を連れ去る

そして、正体を隠し、彼女を別荘に招待した

正体を見ないように、と釘を刺して


とても快適な暮らしだった

ある日、Aは近況報告したくて、姉たちを呼んでもらった


姉たちは、妹が元気にしていることに安心したのと共に

いい暮らしに嫉妬した

そして妹に言った

正体を隠しているなら恐ろしい奴に違いない

正体を見てしまえ…と


約束を破るのには気が引けたが、どんな姿なのか気になる


夜に、明かりを手にそっと眠る彼に近づいた

そして…どんな怪物かと思えば、黒髪のイケメンが寝ていた

ギョッとして思わずガタッと音を立ててしまい、目を覚ました彼と目が合った


白澤「…見ちゃった?」

貴女「あ、ごめんなさい、姉たちに、怪物かもって言われて…確かめたくなって…」

白澤「もぉー、ダメ流されちゃ」


白澤はAを抱き寄せた


白澤「あ、そういや、お姉さんたちもここに来たくてアレ試したみたいだよ」

貴女「あの崖から!?姉さんたちなんてことを…!」

白澤「大丈夫、さっと受け止めて、家に帰した」


Aはその言葉にホッとした


貴女「白澤さん、姉たちをまたここに呼んでもいい?」

白澤「…たまになら」


白澤は、あの姉たちから、よからぬ気を感じた

だから気乗りしなかった


白澤「…でも、僕のことは、怪物ってことで通しといてね」

貴女「分かった」


白澤の言葉に頷くA


その後、Aは姉たちを時々呼んだ

姉たちは、妹の様子に喜びつつもやはり納得いかない様子だった

姉に白澤のことを聞かれても、妹は約束通り怪物で通した


しかし、姉はある日見た


美しい白澤の姿を

姉が妹を問い詰めたとき、彼が姿を現した


白澤「そうだよ、僕は怪物じゃなく神獣、僕のAちゃん困らせるなら、出禁だよ?」


姉たちは謝った

そして、時々のお茶会で納得した

たまには姉たちに手紙を書こう、と思ったAだった



ギリシャ神話パロです
オチが難しかった…

小話 半分はこちらに〜鬼灯〜→←続き



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(プロフ) - 偽装カレの続きがあったらいいな (12月9日 6時) (レス) @page46 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
- 冨岡さんいいですよね。私の最推しは伊黒さんです。 (12月2日 3時) (レス) @page38 id: e739b2c63b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年11月13日 10時

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