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小話 捨てられ、のち甘々〜加々知〜(❈) ページ35

男「悪い、お前もういいわ」


ある日、Aは結婚間近の恋人に別れを切り出された

じゃあな、と言い出ていく彼、ひとり残された彼女

流れる涙を止められる人はいなかった


傷心のまま、抜け殻のように日々を過ごすA

同僚が心配し声をかけても、上の空だった


ある日、誰かにぶつかった

目つきの鋭い人だった


貴女「あ…すいません…」

???「貴女…大丈夫ですか?」

貴女「あ、ケガなら大丈夫です…」

???「いえ…心が」


最近彼女が抜け殻のようだ、と噂になっていた


貴女「大丈夫です…最近彼氏に捨てられただけなので…」

???「それ…だいぶ重大じゃないですか」

貴女「ほんと大丈夫なんで…」


では、と立ち去ろうとした彼女の腕を、彼がつかむ


???「…詳しく聞かせてもらえませんか」


その人は、加々知といった

部屋に彼女を招き入れ、紅茶を出す

Aは、すべて話した

元婚約者は、女にだらしなかったが、彼女はそれでもいいと思っていた

愛してくれる中に自分もいるならと…

だが、相手が別れるように言ったようで、結局彼氏はそちらへ行ってしまった


加々知「…その人だいぶアホですね」

貴女「…私がつまらない女だっただけ、アホなら私も同じです」


紅茶を飲み終わり、ごちそうさま、と言って帰ろうとするA

その手を、加々知がつかんだ


加々知「そんな奴、かばわないで下さい」


加々知はAをベッドに連れて行き、押し倒す


貴女「ちょ……」

加々知「私…ずっと貴女を見てました」

貴女「え…」


加々知は、彼女をずっと見ていた

その男よりも、ずっと熱い眼差しで

♥♥♥♥♥

加々知「Aさん…」

貴女「ちょ、加々知さん、待っ…!あっ…!////」

加々知「Aさん…Aさんっ…!////」

ズンズン

♥♥♥♥♥

貴女「はぁ…はぁ…もう十分です…////」


コトのあと、息を整えつつAは言った

その彼女を、加々知は抱きしめた


加々知「彼氏…私にしませんか」


耳もとで言われ、ドキッとするA

もう恋なんかしないと決めていたのに…

やはりぬくもりは欲しいもの

それを抑え込もうとすると、加々知が止めた


加々知「私は貴女に好きになってほしいです」

貴女「なっていいんでしょうか…」

加々知「当然です」


加々知は彼女を振り向かせると、濃厚なキスをした


後日、加々知との恋仲を聞かれたA

恥じらいながらも頷いた

目は輝き、もう抜け殻じゃなかった

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(プロフ) - 偽装カレの続きがあったらいいな (12月9日 6時) (レス) @page46 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
- 冨岡さんいいですよね。私の最推しは伊黒さんです。 (12月2日 3時) (レス) @page38 id: e739b2c63b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年11月13日 10時

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