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続き ページ33

鬼灯「分かりました、ですが考えておいて下さい」


私は本気ですから、と真顔で言われ、ドキッとするA

鬼灯からプレゼントのペンダントをもらったり
(赤と黒の)

あのランドに行ったりした

彼と共に過ごすうちに、今までになかった感情が芽生えた

元カレのときにはこんなのなかったな、と…


元婚約者は、Aをお飾りのように扱った

もともとが嫌々の婚約だった

あんなのが旦那になってたら、と思うとゾッとする


鬼灯「…Aさん、考え事ですか?」

貴女「あっ…すいません」

鬼灯「元カレのことなら、考えるのはおやめなさい」


…バレた


鬼灯「…私がいるじゃないですか」

貴女「……!」ドキッ


…この人なら…

鬼灯の言葉もあり、婚約の話を少しずつ考え始めたA

鬼灯たちに素の自分を見せるようになった彼女は、

たまに天然なところを出してみんなを笑わせた

そして、鬼灯との婚約の噂が立ち始めた

幸せそうなA



それを見ている者がいるとも知らずに…


その一方…


元カレ「あーぁ、アイツがいなくてホッとすらぁ」


ソファにふんぞり返り、今カノと過ごす彼氏


今カノ「本当ね」


今カノは胸の内で、Aに対する黒い感情を抱いていた


もともとAは好きじゃなかった


この人がアイツを婚約者にしたときもそう

ありえない、と思った

ふさわしいのは美しい自分

そう思って婚約者を奪った

アイツ今どうしてるかしら

まぁ、今はどこかでみっともなく泥にまみれているかしら

ざまぁないわ


そう思い、くす、と小さく笑ったとき…

彼の従者が来た


従者「坊っちゃま、ちょっとお耳に入れたいことが…」


元カレは、従者の話に目を丸くした


元カレ「…何?アイツが閻魔庁にいる?しかも鬼灯様と婚約との噂だと!?」

今カノ「(何の冗談!?)」


今カノは、ギョッとした


せっかく追い出したのに、幸せになる?

しかも相手は鬼灯様?

鬼灯様といえば、閻魔大王第一補佐官

ハイスペック

その上男前


今カノはさらに黒い感情が湧きあがった

そんな人と婚約なんて許さない…


そして、ある悪だくみを思いついた


今カノ「ねぇ、ちょっと…」


今カノはそれを、彼に耳打ちした…


元カレ「お前…本気なのか?」

今カノ「お互い、悪い話ではないはずです」

元カレ「…そうか、お前頭良いなぁ」

今カノ「貴方ほどではなくてよ」


二人は、くすくす笑い合った

続き→←小話 婚約破棄からの溺愛〜鬼灯〜



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設定タグ:鬼灯の冷徹 , 反応集 , 短編集
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(プロフ) - 偽装カレの続きがあったらいいな (12月9日 6時) (レス) @page46 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
- 冨岡さんいいですよね。私の最推しは伊黒さんです。 (12月2日 3時) (レス) @page38 id: e739b2c63b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年11月13日 10時

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