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小話 捻挫〜鬼灯〜 ページ4

貴女「わぁぁぁっ!!」


ある日、Aの悲鳴が閻魔殿に響いた

鬼灯が急いで駆けつけると、そこには…

倒れかかった浄玻璃の鏡、

慌てる大王、

鏡を起こそうとする茄子と唐瓜、

そして鏡の下敷きになったAの姿があった

Aもまた必死に鏡を支えようとしているようだ

鬼灯が駆け寄り、鏡を起こす


貴女「…鬼灯さん、ありがとう」

鬼灯「何があったんですか?」


聞けば、亡者が暴れ、鏡を壊そうとしたようだ


貴女「貴重な鏡だし、割れたら大変と思っ…ぅ!!」


Aが悲鳴を上げた

脚を痛めたようだ


大王「Aちゃん、大丈夫!?」

貴女「うぅ…こ、これぐらいなんてこと…!」


鬼灯はAの脚を触る


貴女「う…あっ!!」

鬼灯「腫れてますね、捻挫もしてます」


鬼灯はAを抱え上げた


貴女「鬼灯さん!?これぐらい…!」

鬼灯「強がるのはおやめなさい」


そう言って部屋に向かう鬼灯

テキパキと手当てした


貴女「あ…ありがとう…」

鬼灯「まったく、どうしてすぐに言わないんですか」

貴女「だって…これぐらい自分で…」

鬼灯「そうやって抱え込むの、悪い癖ですよ」

貴女「でも…」

鬼灯「…もう少し、頼ってくれてもいいじゃないですか」

貴女「鬼灯さん、頼られすぎて疲れるんじゃ…」


ただでさえみんなに頼られる鬼灯

おまけに多忙

そんな人に傷の手当てまで頼みたくなかった


しかし、鬼灯は…


鬼灯「ハァ……一番頼ってほしいのは貴女ですよ」

貴女「えっ…」

鬼灯「好きな人にこそ、頼ってほしいじゃないですか」

貴女「えぇっ!?…あ、はは…冗談言うなんて、鬼灯さんも…」


鬼灯はその言葉にムッ、とした


鬼灯「…冗談?」


そう言うと、Aをベッドに押し倒す鬼灯


鬼灯「…心外ですね、私はいたって本気だというのに」

貴女「…へ?」


Aが何か言う前にと、キスをする彼


鬼灯「脚を負傷しているなら、なおさら逃げられませんね」


ペロリ…


自らの唇をなめる鬼灯、その姿には色気しかなかった


鬼灯「前からおいしそうだと思っていたんです」


前々から狙っていた鬼灯


貴女「あ、の…鬼灯さん?」

鬼灯「さぁ、かわいいウサギさん、食べられちゃって下さいよこの私に」

貴女「あ…」


Aと鬼灯、甘い時間が始まった…



今回はこんな感じ
浄玻璃の鏡って重そうだなと

小話 感情はどこに〜鬼灯〜→←小話 お米の力〜鬼灯〜



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(プロフ) - 偽装カレの続きがあったらいいな (12月9日 6時) (レス) @page46 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
- 冨岡さんいいですよね。私の最推しは伊黒さんです。 (12月2日 3時) (レス) @page38 id: e739b2c63b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年11月13日 10時

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