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小話 暴君暗君〜鬼灯〜(クロスオーバー) ページ30

それは、ある日の裁判…

個性的な亡者が来た

デカい顔に、タラコ唇

ギョロリとした目


名前は、黒炭オロチといった


この亡者、生前はとんでもなかった

ワノ国という国にいて、将軍だったのだが…

とにかく圧政を敷いていた

やりたい放題だわ

川に毒流すわ

国民虐げるわ

まさに暴君

まぁ〜地獄行きは確定だった


オロチ「ふざけるなぁ!!俺を天国行きにしろ!でなきゃ生き返らせろ!!」


耳障りなキーキー声で、オロチは叫んだ


貴女「(うるさっ…)」

鬼灯「生き返らせるのは無理ですよ、体ないんですから、あってもしませんけど」

オロチ「何だと一本角!この俺が誰だか知ってて言ってるのか!?」

鬼灯「もちろんですとも、ワノ国元将軍の黒炭オロチさん」

オロチ「元はいらん、俺は将軍だぞ!もっと敬え、崇めろ!!」

鬼灯「…チッ、めんどくさ」


思わず舌打ちした鬼灯


オロチ「ああ!?聞こえたぞ小僧!」

鬼灯「すいません、聞こえるように言ったので」


オロチはキレた

そして、ヘビヘビの実の力を使……おうとした


オロチ「な…なぜだ?なぜ力が使えない?」

鬼灯「貴方、もう亡者なんですよ?死んだら力使えないの当たり前じゃないですか」

オロチ「な…何だと…!!」


ゴス、と金棒を押しつけ、床に叩きつける鬼灯


鬼灯「因果応報、悪因悪化…貴方が国民にしてきたこと、すべて貴方に返ってきます」

オロチ「ヒィィ!!ま、待て!な、何が欲しい!?」

鬼灯「…は?」

オロチ「何でも言え!俺を減刑にしてくれたら何でもやる!」


この男…この期に及んで取引しようとしている


鬼灯「何でもいいんですか?」

貴女「(…え、乗っちゃうの?)」


Aが固唾を飲んで見守る中、鬼灯は言った


鬼灯「…あ、そうだ、脳みそ汁の具材に目玉を足してみようと思ってました」


スッ、とオロチの目玉を指して言う鬼灯


鬼灯「…抉り出していいですか?」

オロチ「ヒィィィ!ち、違うそういう事じゃ…」

鬼灯「あと、地獄犬のドッグフードの材料に、亡者の肝が必要なんですよ…」


地獄犬の大好物でしてねぇ…とさらにすごむ鬼灯

かなりの圧と眼力

震えが止まらないオロチ

ついには壊れたように絶叫し始めた


こんなのは序の口、

これからは何千、何万年と罰が続くのだから


鬼灯「…哀れなものですねぇ?…元将軍さん?」


鬼灯のその目は、かけらも哀れみも同情もない

ただ、冷たく見下すだけだった

オロチは連行された

続き→←小話 テント〜鬼灯〜



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(プロフ) - 偽装カレの続きがあったらいいな (12月9日 6時) (レス) @page46 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
- 冨岡さんいいですよね。私の最推しは伊黒さんです。 (12月2日 3時) (レス) @page38 id: e739b2c63b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年11月13日 10時

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