続き ページ27
鬼灯「そんなに金が欲しいならあげますよ」
そう言うと鬼灯は一度離れた
そして戻ってきたとき、手には巨大な釜
手袋はしてる
その釜からはすごい熱気
ボコボコ、グツグツと音がする
明らかに金の音ではなかった
鬼灯「さぁどうぞ、差し上げます!」
ドバーッ
そう言って鬼灯が釜をかたむけ、男にぶっかけたのは…
熱した銅、それもたっぷりと
男「ぎゃーー!!!」
鬼灯「さぁさぁ、遠慮なさらず!!」
男「A、助けてくれ!!」
貴女「!!」
男「俺が悪かった!なぁ俺のこと好きだろ?好きなら助けっ……」
男の言葉に、鬼灯はさらに量を増やす
男「ぎゃーー!!」
鬼灯「Aさんを嘲笑った奴がAさんの助けを求めるな!」
もはや男を溶かさんばかりに熱した銅をかける彼
ひとしきりぶっかけると、男を掴みあげて睨みつけた
その眼光に、男はついに降参し、獄卒に引き渡された
鬼灯「熱いのでお気をつけ下さい」
大王「そんなファミレスの熱々ステーキみたいに…」
獄卒たちは厚手の手袋をして、銅まみれの男を連行した
ふと見ると、Aが片づけをしていた
…悲しい顔のまま
鬼灯「あ、それは私たちが…」
貴女「……私が」
鬼灯「…?」
貴女「私が…バカだったんだな…」
大王「Aちゃん…」
悲しげな声で、大王は言う
鬼灯とともに片づけ終わると、
貴女「…すいません、ちょっと一人になりたいです」
そう言って、部屋に戻るA
しばらく、部屋にこもった
愛した男が、自分を殺すだなんて…
もう、何も信じられない
考えていたとき、戸を叩く音がした
??「Aさん、入りますよ」
声をかけてきたのは鬼灯だった
ガチャ、と扉を開け入ってくる
鬼灯はベッドに寝そべる彼女に優しく手を添えた
なぐさめてくれているのだろうか
ふいに、鬼灯は言った
鬼灯「Aさん、私の恋人になってくれませんか?」
貴女「……えっ?」
鬼灯は本気のようだ
Aはそれを感じ取り、それを受けた
後日、あの男と共に土地を奪った男も地獄に来た
元婚約者と同じところとなった
後日…
貴女「え?あの土地を鬼灯さんが?」
あの土地は鬼灯が買い取った
ちょうど長期視察の滞在用の家が欲しかったそう
愛しの彼女が丹精込めて整えた土地
彼にはまたとない物件だった
もちろんAとイチャつくためでもあった
大事な土地取られたら悲しいなって話です
開拓とか土地の話はマンガにもありますね
取られませんが
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善(プロフ) - 偽装カレの続きがあったらいいな (12月9日 6時) (
レス) @page46 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
絢 - 冨岡さんいいですよね。私の最推しは伊黒さんです。 (12月2日 3時) (レス) @page38 id: e739b2c63b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nami☆ | 作成日時：2023年11月13日 10時
