小話 カナヅチ〜白澤、鬼灯〜 ページ25
それは、ある日の桃源郷…
白澤「だから、違うって言ってるだろ!」
鬼灯「貴方じゃなかったら誰だというんですか!」
白澤は鬼灯とモメていた
何でも地獄で痴漢が横行しているそうだ
白澤「僕は女の子に痴漢はしてない!!」
熱くなるふたり、あわあわするA、呆れる桃太郎
白澤「もういい!」
怒った白澤がずんずんと別の方に行く
少しほっとこう、と薬屋に行こうとした時だった
白澤「うわぁっ!!」
ドボーン！
大きな水音がして振り返ると、白澤が池に落ちていた
バシャバシャ
桃太郎「…もしかして、泳げない…?」
貴女「っ!!」
Aは上着を脱ぐと、池に飛び込んだ
スイスイと泳ぎ、白澤のもとへ行く
そして彼を水面に出して、陸へと戻る
彼を陸に上げ、彼女も上がる
白澤「…Aちゃん、ありがとう…人魚みたいだったよ」
貴女「いえいえ…」
鬼灯「ﾁｯ……助けなくてもいいのに…」
貴女「まぁまぁ…ところで桃太郎くん、替えの服ある?白澤さんカゼ引いちゃう」
桃太郎「え、それならあなただって…」
貴女「私よりも、白澤さんを先に」
白澤「Aちゃん、優しい〜❤️」
Aに抱きつこうとした白澤から、彼女を引き戻す鬼灯
そのとき、彼のケータイが鳴った
義経からで、犯人を捕らえたとのこと
何でも、白澤そっくりの服装だったそうだ
白澤「ほらぁ!僕じゃなかったじゃないかぁ!」
ぷんぷん怒る白澤
よしよし、と彼の頭を撫でるA
彼に謝り、鬼灯とAは地獄に帰った
桃太郎「あの…白澤様、すいません!」
白澤「…疑ってたの?」
桃太郎「…白澤様ならやりかねないなと」
白澤「もーっ、今日は桃タローくんの奢り…くしゅっ!」
桃太郎「白澤様、まずは着替えましょう」
後日、白澤は見事にカゼを引いた
桃太郎が看病した
一方…
同じタイミングでカゼを引いたA
貴女「くしゅん!!」😷
鬼灯「大丈夫ですか?」
貴女「鬼灯さん、ごめんね、もう大丈夫だから、仕事行っていいよ」
鬼灯「今日はここにいます」
貴女「でも…」
鬼灯「私がいたいのです、いいからもう寝なさい」
彼女をベッドに寝かせて言う彼
その手のぬくもりに安心して眠るA
鬼灯「…ま、貴女らしいですがね」
眠る彼女にそっとキスをする彼
鬼灯は、彼女がよくなるまでそばにいた
ちなみに犯人の動機は、
白澤の格好をすれば女の子に近づけるからだったそうな
白澤さんがカナヅチだったらかわいいかなと…
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善(プロフ) - 偽装カレの続きがあったらいいな (12月9日 6時) (
レス) @page46 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
絢 - 冨岡さんいいですよね。私の最推しは伊黒さんです。 (12月2日 3時) (レス) @page38 id: e739b2c63b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nami☆ | 作成日時：2023年11月13日 10時
