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小話 スターな亡者〜鬼灯〜 ページ23

その日の裁判…


大王「えぇーーっ!?」


大王は珍しく、裁判中に取り乱した

その亡者は…

映画に出ていた亡者だったのだ

しかも…


大王「ウソでしょ!ワシ大ファンなの!!」


大王が大ファンのスター亡者だった


大王「あー!サインほしい!」

貴女「ふふっ、私のサインでいいのなら」


にっこり笑って、その亡者は言った

彼女はA

彼女は、ある有名な映画に出ていた

ファンサービスもよくする、人気の女優だった

しかし、不慮の事故で死んでしまったのだ


大王「あぁぁ…裁きたくないぃ…」

鬼灯「大王、裁判に私情は挟んではいけません」

大王「わ、分かってるよぉぉ、もー鬼灯くんはドライだなぁ」

貴女「あの…亡者でも獄卒になれるって、聞いたんですけど…」


どうやら獄卒たちが話しているのを聞いたようだ


大王「え!なってくれるの!?」

貴女「なんでも人手不足って聞いたので、私でもいいかなと…」

大王「…!大歓迎!!むしろなって!!」


大王は、大好きなスターが獄卒になって働いてくれるとあり

大はしゃぎ


さっそくAを獄卒として採用する

その後、獄卒として働き始めたA


茄子「えーっ、Aさん!?」

唐瓜「な、なんであのスターが!?」


彼女が出ていた映画は地獄でも人気の映画だった

ファンは大王以外にもいた

あっという間に話題になり、

他の獄卒たちも彼女のサインを求めた


ある日、鬼灯は彼女にたずねた


鬼灯「貴女、良かったんですか?天国行きもあったんですよ?」

貴女「…転生はしなくていいんです」


どこか悲しげに、Aは言った


貴女「私がいると…邪魔に思う人もいるから…」


彼女は話し出した

生前、何があったか


映画の撮影のために用意した小道具を壊されたり

弁当に異物が入っていたりした


自分は事故だと思っていたが、

妬みによる嫌がらせだと分かった


その矛先が自分に向くとは思ってなかった

普通のことをしていただけだから

誰かが自分のゴシップ記事を書いたりした

カゼ薬を飲んでいるところを撮られ、

ヤク物使ってるみたいに書かれた


事実無根だと言ってくれる人もいた


貴女「映画界も…色々大変ですよ」

鬼灯「業界の裏事情ですね」


そんなある日のこと…


女獄卒「ちょっとアンタ、いい加減にしてよ!」

貴女「?」

女獄卒「獄卒になって、まわりから可愛がられて…ウザいのよ!!」

貴女「いや、私は…」

女獄卒「スター上がりだからって、調子に乗ってんじゃないわよ!」

続き→←小話 彼の角〜鬼灯〜



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(プロフ) - 偽装カレの続きがあったらいいな (12月9日 6時) (レス) @page46 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
- 冨岡さんいいですよね。私の最推しは伊黒さんです。 (12月2日 3時) (レス) @page38 id: e739b2c63b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年11月13日 10時

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