小話 お留守番〜鬼灯、白澤〜 ページ14
鬼灯には、秘密があった
ある場所に家、そこにある人がいること
それは…
貴女「鬼灯さん、今日もお仕事?」
Aがいること
鬼灯「はい、今日は遅くなります」
貴女「そっかぁ…」
しょぼん、とする彼女
その彼女の頭を撫で、鬼灯は言う
鬼灯「いい子で待っていて下さいね」
貴女「うん」
鬼灯「誰が来ても開けてはいけませんよ」
貴女「はーい」
素直なA、鬼灯は頷いた
そして仕事に出かける
それを怪しい視線が見ていた…
家にひとり残ったA
しばらくしてドアを叩く音
貴女「どなた?」
??「開けて下さい、鬼灯です」
貴女「……?」
彼女は首をかしげた
鬼灯にしては…
貴女「鬼灯さんはそんな声じゃないぞ!ニセ者!」
その誰かは立ち去った
またしばらくしてまた誰か来た
??「開けて下さい、鬼灯です」
確かにあの声
しかし、窓から見えた頭にいつもの角がない
貴女「鬼灯さんは角あるぞ!ニセ者!」
誰かは立ち去った
しばらくしてまた誰か来た
??「開けて下さい、鬼灯です」
あの声、窓から見えた頭にいつもの角
貴女「…鬼灯さん!」
鬼灯が帰ってきた
そう思った彼女は嬉しそうにドアを開けた
しかし、そこにいたのは…
似てはいるが違う誰か
鬼灯じゃない
慌てて家に戻ろうとする彼女を捕まえる誰か
貴女「鬼灯さん、助けてぇぇ!!」
その後、鬼灯が帰ってきた
鬼灯「今帰り…Aさん?」
だが家の中はもぬけの殻
鬼灯「……!!」
鬼灯は彼女の身に何かあったと察した
そして、犯人であろう人のもとへ走る
一方…
Aは誘拐した相手を睨んでいた
その相手は…白澤だった
白澤「そんなに睨まないでよ」
貴女「人さらい」
白澤「ひどいなぁ、もぅ」
白澤は彼女を見てニンマリしている
白澤「ねぇ、このまま僕と…」
ドカァァァン！！
白澤「げ……もう来た」
鬼灯「Aさん!!」
貴女「鬼灯さん!」
鬼灯「Aさんを返しなさい!!」
仕方ないな、と白澤は呟いた
白澤「帰してあげるよ、“今回は”ね」
鬼灯に駆け寄る彼女
鬼灯「さぁ、帰りましょう」
Aを抱えて帰る鬼灯
貴女「鬼灯さん、大好き」
鬼灯「私もです」
その後ろ姿を見て
白澤「…諦めないからね」
ぽつり、彼は呟いた
童話「オオカミと7匹の子ヤギ」パロです
家はイメージです
白澤さんは薬で声変えて付け角つけて
貴女を誘い出しました
なんかヤンデレみたいになった💦
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善(プロフ) - 偽装カレの続きがあったらいいな (12月9日 6時) (
レス) @page46 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
絢 - 冨岡さんいいですよね。私の最推しは伊黒さんです。 (12月2日 3時) (レス) @page38 id: e739b2c63b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nami☆ | 作成日時：2023年11月13日 10時
