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小話 召喚〜鬼灯〜 ページ13

鬼灯Side

大王「ねぇねぇ鬼灯くん、嫁取る気ないの?」


またそれか…

私はうんざりしていた

最近の大王は何かとこれを言ってくる


そんなこと言われても困ります


これ!と思う人がいないのだから

…ふと、思い出した

以前、烏天狗警察のイタ電のとき…

滝夜叉姫は妖怪を召喚していた

自分も呼び出されたが

ここにいないのであれば、喚べばいいんじゃないか?

…形だけでも恋人になってもらえば、納得するだろう

私は本棚を調べた

すると…あった


「異世界から人を召喚する方法」


その方法を確認し、準備する

準備が整い、意識を集中する

すると召喚の紋が光り出した

そして現れたのは…

Aさんという女性だった

この人に恋人役を頼むか

Aさんは戸惑いながらも、承諾してくれた

しばらくはこれでいい

そう軽く思っていた


…だが…


貴女「わ!何これ!あははっ」


金魚草をつついて笑ったり

シロさんたちに「現世の犬もこんな風に喋れたらいいのに」

と言う彼女


共に過ごすうち、いつの間にか、私は彼女に惹かれていた

唐瓜さんとぶつかり、彼を心配するのに嫉妬したりした

こんなにも愛しい人ができるとは思ってなかった


…形だけでもと、大王を納得させるためだけに呼んだ自分を

殴りたい

帰そうか、…嫌だ、帰したくない

そばにいてほしい


鬼灯「Aさん、私は……」


私はAさんにすべて話した

愛しい人に隠し事などできない

もちろん今の素直な気持ちも


鬼灯「…勝手ですいません、ですが本心です。なので恋人のフリはやめて、本当の恋人になってほしいんです」


…いまだかつてこんなに顔に熱が集まったことはない


貴女「そう、か…」


…やはりダメか…?

こんな目的のために呼び出した男と一緒になどいたくないか…?

くっ…やはり帰した方が…


貴女「…本当の恋人、そっちが本心?」

鬼灯「はい、そうです」


すると、彼女はにっこり笑い、

「なら、いいよ」と言ってくれた


鬼灯「……!!」


あぁ…こんな私を許してくれるというのか

やはり大事にしなくては


貴女「あ、でも大王にはちゃんと全部言わないとね」

鬼灯「はい」


もちろん大王にはすべて話した


大王は驚いたが喜びました


めいっぱいAさんを愛します

もちろん夜も…


貴女「あ…鬼灯さんっ…!」

鬼灯「Aさんっ…!」


愛してます…Aさん



召喚された貴女
召喚系マンガありますよね
召喚からの溺愛、みたいな…

小話 お留守番〜鬼灯、白澤〜→←小話 見捨てないで〜檎〜



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(プロフ) - 偽装カレの続きがあったらいいな (12月9日 6時) (レス) @page46 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
- 冨岡さんいいですよね。私の最推しは伊黒さんです。 (12月2日 3時) (レス) @page38 id: e739b2c63b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年11月13日 10時

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