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小話 筋トレ〜鬼灯〜 ページ11

貴女「ん、しょ…ん、しょ…」


Aはひとり、ジムで腕立てしていた

そこに茄子がやってきた


茄子「Aさん、何してるの?」

貴女「あ、茄子くん、ちょうどいいや、手伝って」

茄子「……?」



少し後に、鬼灯が来た

その彼が見たのは


鬼灯「!?」


Aの上に乗る茄子


茄子「ねぇAさん、何で筋トレなんか始めたの?」


あ、何だ筋トレか…

鬼灯はホッとした

しかしその理由も気になる


貴女「そりゃ…他の獄卒に…負けないためだよ」


汗だくになりながらも、彼女は答えた


茄子「何で?俺も力持ちじゃないけど、うまくやってるよ?」

貴女「実は、さ…」


筋トレしながら、彼女は話す

少し前に、他の獄卒から、ヒョロヒョロなのをからかわれたA

ムカチーン!ときた彼女は、筋肉をつけようと筋トレを始めたのだ


ふいに、背中の重みが消えた


貴女「…ん?茄子くん、まだ降りちゃ…」


ヒョイ

自分の体も誰かに起こされ、振り返ると、鬼灯がいた


貴女「あれ、鬼灯さん」

鬼灯「筋トレは終わりです」

貴女「え、どうして?私も獄卒だし…筋肉つけないと…」

鬼灯「獄卒だから必ずしも、ってことはないですよ」


Aの腕をもにもにしながら彼は言う

筋肉をほぐしているようだ


貴女「ダメ?ムキムキ」

鬼灯「貴女、義経公じゃないんですから」


鬼灯は、ムキムキな彼女を想像し、すぐ消した


鬼灯「貴女はこのままでいいんですよ」

貴女「むー…」


しかし彼女は、隙を見ては、プチ筋トレしていた


ある日…

ジムをモップ掃除をしていたとき…

トン、と誰かの足にぶつかった


貴女「あ、ちょっとそこ…」


言いながら顔を上げると…


貴女「あ…鬼灯さん…」


鬼灯だった


鬼灯「Aさん…?まさかまた筋トレしてませんよね?」

貴女「え…掃除してただけ…」

鬼灯「ほぅ…?ならばプチ筋トレしてるのは何ですか?」

貴女「(バレたー!!)」

鬼灯「貴女はそのままでいいと言ったでしょう」

貴女「べ、別にレスラー並みとかじゃないし…」

鬼灯「はぁ…」


鬼灯はAを抱き寄せた


鬼灯「私はそのままの貴女がいいんですよ」

貴女「鬼灯さん…」


鬼灯はAに口づけた

甘く、甘く…そして深く


鬼灯「…運動なら夜付き合いますよ」


鬼灯はAの脚に股をすりつけ、小さく声をあげた

色っぽい


貴女「ちょ、今スイッチ入れちゃダメー!」

鬼灯「では、夜に」


その夜、しっかりいただかれた


筋トレな貴女

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(プロフ) - 偽装カレの続きがあったらいいな (12月9日 6時) (レス) @page46 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)
- 冨岡さんいいですよね。私の最推しは伊黒さんです。 (12月2日 3時) (レス) @page38 id: e739b2c63b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年11月13日 10時

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