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小話 ビリビリ彼女〜白澤〜(クロスオーバー) ページ9

ここは桃源郷…

白澤が店主をつとめる薬屋のあるところ

この白澤の困ったところといえば…


白澤「ね、いいでしょ?」

女性「えーっ…」


…このタラシである

その背後に、何やら小さな姿が…


??「ピーカーピーカー?(白澤さーん?)」パシパシ

白澤「げっ、Aちゃん…」


女性が離れたのを見てから、

その黄色い姿のそれは白澤に電撃を放つ


白澤「あばばば!!」


ひとしきりビリビリさせたのち、

しりもちをついた彼にぼん、と乗る


貴女「ピーカ!(もー、また!)」

白澤「ごめんってば、もーやきもち焼きだなぁ」


謝りつつも笑顔の彼、その生き物の頭を撫でる


やや長い、黄色くて先の黒い耳

くりくりした瞳

赤いほっぺ

この生き物、ピカチュウといい、名はAといった

ちなみに尻尾の先がハート形なのでメスである

この赤い頬袋には、電気がたまっている

いつも白澤をシバくときに使う


でもこの電撃、

電化製品の調子が悪いときなどに使ったりすると直る


それはそうと、Aには楽しみにしていることがある


それは…


ガラッ…


貴女「ピ?…ピカチュウ♪(ん?…鬼灯さん♪)」


閻魔大王第一補佐官、鬼灯の来店である

彼が来ると、喜んで駆け寄るA


鬼灯がしゃがんでAの頭を撫でると、

チャー♪と嬉しそうな声を上げる


白澤「あ!出たな闇鬼神!」

鬼灯「薬を買いに来ました、ついでにAさんの様子も見に」ヒョイ

白澤「ちょっと!なに抱え上げてんのうちの看板娘!」

鬼灯「何が看板ですか、大して懐かれてもいないくせに」


そう言ってまたAを撫でる鬼灯

さすが動物好き、手つきが慣れている


貴女「ピカチュウ〜♪(鬼灯さーん♪)」スリスリ

鬼灯「貴女、ウチに来ませんか?貴女の電撃使えそうです」

貴女「ピカ?(え、ホント?)」


白澤「ウチの子勧誘しないで!Aちゃんも乗らないの!ってかそんなにスリスリだめ!こいつに懐かないの!」


僕だってしてもらったことないのに、と悔しげな白澤


鬼灯はため息をつくと、Aを下ろした


彼が帰りそうな気配に、寂しそうに見つめるA


鬼灯はまた来ます、とAに言い、帰っていった


地獄で働くのもいいな、と思うA

何としてもそれだけは阻止したい白澤

その後も、Aの取り合いがたびたび起こるのだった


ピカチュウな貴女
ちょっとやきもち焼きにしてみました
白澤さんゴメン

小話 モフモフ彼女〜鬼灯〜(クロスオーバー)→←小話 惚れないために〜鬼灯〜



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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年10月14日 8時

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