小話 大食い〜鬼灯〜 ページ44
それは、ある日の昼…
ある店に、鬼灯、シロ、座敷童子がやってきた
そこには、Aもいた
貴女「あれ、鬼灯さんたち」
鬼灯「おや、今日は食堂ではないのですか?」
貴女「うん、今日はここでご飯をと…」
シロ「Aさんも大食いチャレンジ?」
貴女「え、何?」
どうやらここで大食いチャレンジがある様子
貴女「あー、私はムリ、少食な方なんでね」
鬼灯たちはチャレンジするようだ
注文してしばらくすると、それらが来た
梅は小豆飯とぜんざい
竹は肉の山
松は…なんかプルプルしている
松は食材が何か分からない恐怖に打ち勝って食べきったらタダになるという
店員がストップウォッチのスイッチを入れる
シロがすごい食べっぷりだ
双子もいい調子、食べ方独特だが
そして鬼灯、あっさり食べ終えた
20分…みんな完食
周りがどよめいている
松の正体は究極の煮こごりだそうだ
シロ「でもよく食べたね鬼灯様、ある意味肉や小豆よりキッツいような…」
鬼灯「確かにキツかったです」
シロが何だか雪だるまのようだ
ふと、鬼灯はまだ動かない
何でも煮こごりだけでは食べた感がなくてキツかったそう
貴女「(キツいってそっち!?)」
鬼灯はシロたちと同じものを注文し、食べ始めた
ふと、自分も食べかけなのを思い出したA
しかしボリュームがすごく、満腹だ
貴女「すいませーん、これテイクアウトで」
Aはそれをテイクアウトにして店を出た
ちょうど鬼灯も食べ終えたらしく、店を出る
店員「ありあとあっした〜」
パックを手に歩くA
貴女「(晩ごはんにしよっと)」
それを鬼灯がのぞき込む
鬼灯「おいしそうですね、少しもらっていいですか?」
貴女「え!鬼灯さんまだ食べるの!?」
鬼灯「貴女と同じものが食べたいんですよ」
貴女「(キュンッ…!)」💓
後ほど、「あーん」で食べさせることになるAだった
この話のベースはあの大食いの話です
小豆飯にはしゃぐ双子ちゃんかわいい💞
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年10月14日 8時