小話 朝チュン〜鬼灯〜 ページ30
貴女「…えっ!?」
朝起きて、Aは驚いた
隣で寝ているのは…
閻魔大王第一補佐官、鬼灯だったからだ
ゆうべは酒の席があり、
かなり酔ったのはなんとなく覚えている
それを介抱したのが鬼灯だった
貴女「(酔って鬼灯さんとこにお邪魔しちゃったんだ)」
そうに違いない、と思い、Aは、
彼を起こさないように
そろりとベッドを降りた
「お邪魔してごめんなさい」と書き置きし、
お詫び代わりにとコーラ味のハイチュウを置いた
そして静かに部屋を出る
その後、鬼灯に会った
貴女「あ、鬼灯さん…」
鬼灯「Aさん、なぜ朝いなかったんです?」
貴女「えっと…」
覚えていないとはいえなんか気まずい
すると鬼灯が言った
鬼灯「がっかりしたんですよ」
はぁ、とため息まじりに言う鬼灯
鬼灯「朝、隣に貴女がいなくて」
貴女「すいません!介抱した女性が礼も言わずになんて薄情ですよねぇ!?」
鬼灯「あ、すいません、言葉が抜けました。“想いを寄せる”貴女がいなくてがっかりしたんです」
Aはポカンとした
鬼灯が冗談を言っているようにしか聞こえなかった
鬼灯はそのAに近寄る
貴女「お、お戯れを…」
鬼灯「戯れ…そう、私としては貴女に蟲の呼吸の戯れで毒を流し込みたい感じですよ」
貴女「ひっ、怖!?」
鬼灯は青くなる貴女の耳に囁いた
鬼灯「…私から離れられなくなる毒を…ね」
その声には妙な色気があり、Aは動けなくなる
そのAを抱きしめる鬼灯
鬼灯「それに、貴女をお持ち帰りしたのは私です」
貴女「(お持ち帰りされたの私!?)」
鬼灯「次は逃がしません」
貴女「は…はぁ…」
彼の言葉にそう答えるしかないA
鬼灯「…では、今夜さっそくいただきます」
貴女「鬼灯さん!?少なくとも数日は…!」
鬼灯「そんなに待てませんよ、いつまで待たせる気ですか」
ひょい、と彼はAを抱え上げる
Aはなんとか逃げ出そうとするが、
鬼神の力の前では無駄なあがきだった
そして、部屋に連行される
ドサッ
貴女「あの!まだ!昼間ーー!」
鬼灯「私は今日休みです」
貴女「私は休みじゃ……!」
鬼灯「言っておきますけど、今度はハイチュウじゃ済みませんよ」
貴女「(あ、バレてた)」
ググッ
鬼灯「今日は休みにして、私に構いなさい」
貴女「ちょっ…待っ……!」
アーーー!💕
……結局帰れなかったAだった
これもマンガからです
ちょい鬼滅ネタ(笑)
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年10月14日 8時