小話 仕事中毒〜鬼灯〜 ページ47
貴女「大王、これ終わりました」
明るい声で言うA
大王「Aちゃんありがとう、そこ置いといて」
貴女「はい」
素直に従うA
大王「Aちゃんは素直だよね、鬼灯くんももう少しさぁ…」
貴女「あぁ…」
大王「恋人の気配も…あ、そういえばAちゃんにはいないの?好きな人」
貴女「あははっ、私は仕事が恋人みたいなもんですから」
カラカラと笑うA
もはや書類に愛しささえ感じます、と冗談まじりにいう彼女
そのAを、鬼灯がじぃっ…と見ていることに気づかずに
翌日から…
なぜかAのもとに仕事が何も来なくなった
あるとすれば簡単な掃除や器具の手入れくらい
貴女「大王〜、何か仕事ありませんか？」
暇を持て余したAが大王に声をかける
大王「あ、えーっと…」
貴女「いつもの書類どこです？」ｷｮﾛｷｮﾛ
大王「それが…鬼灯くんが全部持って行っちゃったんだ」
貴女「えっ？……鬼灯さん自分のだってあるのに？」
大王「それと…Aちゃんにあまり書類回さないで、って」
貴女「何ですかそれ！ちょっと直談判してきます！」
仕事を奪われたAは、
ぷんぷんしながら鬼灯のもとに向かった
鬼灯は、いつもの仕事場で、書類を書いていた
貴女「鬼灯さんっ！！」
その声に顔を上げる鬼灯
貴女「私の分の書類返して下さい！」
鬼灯「嫌です」
即答
貴女「なんで！」
鬼灯「貴女のせいです」
貴女「私押し付けてなんか…」
鬼灯「貴女がっ！仕事が恋人とか言うからっ！」
その様子を陰から見た大王
大王「(あー、なるほどね…)」
大王は察した
鬼灯はAの「仕事が恋人」発言に嫉妬したのだ
思えば彼女は書類を前にすると全集中し、
その眼差しはそれをすべて書き終えるまで離れない
そのことにも、彼は妬いていたのだ
そのため、彼はAの仕事を自分に回したのだ
鬼灯「仕事と私、どっちが大事ですか！」
貴女「はっ!?なんかそれデキてるみたいじゃないですか！」
鬼灯「…違うんですか？」
貴女「んなわけっ…」
鬼灯はAの顔を引き寄せ、口づけた
貴女「んむっ…な、何すんですか！」
鬼灯「既成事実作ろうと思って」
逃がしませんよ、と囁く鬼灯
貴女「っ…」
後日、二人は恋人になった
鬼灯「恋人と言っていいのは私だけです」
すいません、鬼灯さんにあれ言わせてみたかったんです
鬼灯さんの嫉妬心、ロシアンブルー並みかも
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NIKO - 白澤様…新たな扉開きましたね☆ (9月20日 14時) (
レス) @page28 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - NICOさん ありがとうございます！50話か…まだ書けそうだな…頑張ります！ (9月13日 15時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
NIKO - 占ツクは1つにつき50話作れますよ！ (9月13日 7時) (レス) @page22 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
なら - 嫌いと言ってみたのやつで、茄子の"創作活動"が違う方向に聞こえたのは私だけだろうか… (9月10日 14時) (レス) @page2 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 素敵なリクエストありがとうございます!続編、楽しみに心待ちしています🌻(*´▽｀*) (9月9日 22時) (レス) id: 76ac922bd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nami☆ | 作成日時：2023年8月29日 20時
