小話 ド正論〜鬼灯〜 ページ41
マイ「ねぇ、お姉ちゃん、お願い」
…これがいつものこと
妹のマイはいつもこれ
自分が気に入ると、なんでも欲しがる
今回はついに、恋人まで取られてしまった
恋人は自分を選ぶ、と思っていたが、
結局は自分よりかわいい妹を選んだ
もはや恋心など捨てた方が…
そんなことを考えながら歩いていたある日…
Aはある人とぶつかってしまった
貴女「あ、すいません」
謝りながら見た先には、
黒い着物に赤い襟の、長身の男性だった
帽子をかぶったその男性は、Aを見て口を開いた
??「こちらこそすいません、それより大丈夫ですか?」
その声は、低く落ち着いたバリトンボイスだった
貴女「あ、はい、ケガはしてないです」
??「いえ、…落ち込んでるようだったので」
この人にも分かるほど自分は落ち込んでいたのか
貴女「…ちょっと家でいろいろと…」
??「良ければ話してもらえませんか?」
バリトンボイスの人は、鬼灯といった
落ち着いた場所で、Aは妹のこと、
恋人を取られたことを話した
鬼灯「なるほど…妹さんを選んだ男は相当アホですね」
貴女「あ、アホ…」
鬼灯「だってそうでしょう、こんなにも素敵な女性がいるというのに、ただかわいいというだけであっさりそっちに行くんですから」
辛口だが、言ってることはド正論だ
それに、今…
貴女「…素敵な女性って…?」
鬼灯「貴女のことを言ったのですが?」
鬼灯の言葉に赤くなるA
期待してもいいかな…でも妹を見たらこの人も…
そう思っていた時、例の妹が通りかかった
マイ「あ、お姉ちゃん!」
貴女「ま、マイ…!」
マイ「あれ、その人誰?かっこいいね!」
貴女「……」
そろり、と鬼灯の様子を見るA
鬼灯「…なるほど、貴方が件の妹さんですか」
マイ「はぁーい!マイでーす!」キャピッ
鬼灯「…確かにかわいいですね」
貴女「…!」😰
鬼灯「しかし…それはあくまでも見た目の話です、真に魅力的なのはAさんですよ」
マイ「な、なん…」
鬼灯「貴方はAさんから奪った恋人さんと仲良くおやんなさい」
そう言ってAと共に去る鬼灯
後ろから妹の罵倒が聞こえたが、鬼灯が耳を塞いだ
彼はAの恋人になった
その後寿命が来たAは、地獄で第二補佐官になった
今回は妹に恋人取られた系パロです
ちなみに作者に妹はいません
オリジナルです
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NIKO - 白澤様…新たな扉開きましたね☆ (9月20日 14時) (レス) @page28 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - NICOさん ありがとうございます!50話か…まだ書けそうだな…頑張ります! (9月13日 15時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
NIKO - 占ツクは1つにつき50話作れますよ! (9月13日 7時) (レス) @page22 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
なら - 嫌いと言ってみたのやつで、茄子の"創作活動"が違う方向に聞こえたのは私だけだろうか… (9月10日 14時) (レス) @page2 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 素敵なリクエストありがとうございます!続編、楽しみに心待ちしています🌻(*´▽`*) (9月9日 22時) (レス) id: 76ac922bd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年8月29日 20時