小話 彼からの贈り物〜鬼灯〜 ページ38
貴女「…………」
まただ
また私物が壊された
今やもう、壊されてもいいようなのを選んでいる
唐瓜くんと茄子くんが、私をなぐさめる
するとそこに、鬼灯さんがやってきた
茄子「鬼灯様!またなんです!私物壊されて!」
唐瓜「もーホント、誰なんだって話です!犯人探しを…」
鬼灯「…まずAさん、ちょっといいですか?」
貴女「…え、うん…」
鬼灯さんに言われ、彼について行く
それを苦々しげに見つめる視線に気づかないまま…
鬼灯さんに連れられ、やってきたのはアクセサリー屋さん
彼は何やら話すと、箱を手にこちらへ来た
鬼灯「これを貴女に」
渡された箱を開けてみると、
そこには黒い宝石を赤いフチで囲ったペンダント
貴女「わぁ、キレイ…いいの?」
鬼灯「はい、もちろん。ちなみにコレはブラックオニキスというものです」
貴女「…っ!こんないいもの受け取るわけには…!」💦
鬼灯「おっと、返品はききませんよ」✋
何がなんでも私に贈りたいみたい
貴女「…鬼灯さん、ありがとう、大事にする…!」
鬼灯「(貴女の笑顔には代えられません)」
鬼灯さんは、
最近私が落ち込んでいるのを気にかけていたみたい
笑顔で礼を言う私
そのあと私は、茄子くんたちにこのことを話した
唐瓜「(えっ!この色合いがっつり鬼灯様カラーじゃん!独占欲つえーな鬼灯様…)」
そのとき、一人の女獄卒が近づいてきた
女獄卒「Aちゃん、ちょっと来てぇ」
貴女「はーい」
人気のない所に連れて来られた
仕事の話かな
しかし、こちらを見る女獄卒の目は冷たい
女獄卒「…今まで物壊してたのは私よ」
貴女「え…?」
女獄卒「ま、そのペンダントよこしたらもうしないわ」
貴女「こ、これはダメ!大事にしたいの!」
女獄卒「っ…アンタ!」
獄卒に殴られそうになったとき、鬼灯さんたちが私を守った
女獄卒「ほ、鬼灯様!こ、これは…」
鬼灯「やはり貴方でしたか」
実は犯人の目星がついていた鬼灯さん、
この獄卒を泳がせていたみたい
確保された獄卒は、罪を認めた
鬼灯さんに近い私への嫉妬からだった
事件解決後、恋仲になった
もちろんペンダントは、私の宝物になった
こういう話多くてすいません
モテる男は罪だな、って
獄卒の末路はご想像で
令嬢モノでこういう場面があるので、そのイメージです

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夜月 - バリトンボイスで「水の呼吸!」〜<想像して吹いた (6月27日 21時) (レス) id: bc4f8c342c (このIDを非表示/違反報告)
NIKO - 白澤様…新たな扉開きましたね☆ (2023年9月20日 14時) (レス) @page28 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - NICOさん ありがとうございます!50話か…まだ書けそうだな…頑張ります! (2023年9月13日 15時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
NIKO - 占ツクは1つにつき50話作れますよ! (2023年9月13日 7時) (レス) @page22 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
なら - 嫌いと言ってみたのやつで、茄子の"創作活動"が違う方向に聞こえたのは私だけだろうか… (2023年9月10日 14時) (レス) @page2 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年8月29日 20時