小話 距離感〜鬼灯〜 ページ36
鬼灯「…………」
ある昼時のこと…
鬼灯はある一点…というよりある人を見つめていた
それは、部下のA
彼女は、彼から数メートル離れて食事をしていた
大王「Aちゃん、…前はあんなんじゃなかったのにね」
同じく彼女を見た大王が、心配そうに言う
そう、以前は鬼灯たちと同じ席で食べていたのだ
閻魔大王の話にも、笑顔で話していた
しかし、ある日を境に距離を取るようになった
主に鬼灯との距離だ
大王「Aちゃん、鬼灯くんだけ避けてるような…ケンカでもしたの?」
鬼灯「いえ…身に覚えが…一体なぜなのか…」
そう言ってまたAを見る鬼灯
その顔は悲しそうにも見えた
大王「(鬼灯くん、Aちゃんのこと好きだもんね)」
実は鬼灯はAに好意をよせているのだ
それを知っている大王、もどかしい思いだ
大王「あ、何ならさ、ワシが何があったか聞いてみようか?」
鬼灯「大王…珍しく名案ですね。ぜひお願いします」
大王「珍しくって…まぁいいや、任しといてよ」
その後、大王は廊下でAと会った
大王「ねぇAちゃん、どうして鬼灯くんを避けるの?ワシで良ければ聞くよ?」
貴女「大王……あの、実は…」
大王「……えぇっ!?」
Aから話を聞いたあと、大王は鬼灯と二人の時に話した
大王「…あのね、鬼灯くん…Aちゃんのことなんだけど…」
鬼灯「なにか聞けましたか?」
大王「それがね…Aちゃん、鬼灯くんに近づくなって言われたらしいんだ…」
それを聞いた鬼灯から、黒いオーラが現れた
鬼灯「…誰ですか、そんなバカげたことを言ったのは…?」
大王「ヒッ!怖いよ鬼灯くん!…あ、鏡使えば分かるかも」
浄玻璃の鏡で確認すると、
Aが複数の女性獄卒に囲まれているのが映った
女獄卒1『アンタ、鬼灯様と近すぎ』
女獄卒2『あんまり調子乗ってると承知しないわよ』
貴女『調子になんか…!』
バシッ!
女獄卒3『口答えすんじゃないわよ!』
大王「うわ、きつ…」
鬼灯「…ウラは取れました、行きましょう」
証拠を掴んだ鬼灯は、問題の女獄卒たちを集め、
Aも呼び、例の件を糾弾した
鬼灯「私の!私のAさんを!傷つけるなっ!!」
鬼灯が叫ぶと、彼女たちは泣きながら去って行った
かくして事件は解決、関係が戻った
貴女「…私いつ鬼灯さんのになったの?」
鬼灯「前からです」✨
女性に優しい彼も、時と場合によるかと
特に貴女絡みは
56人がお気に入り
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NIKO - 白澤様…新たな扉開きましたね☆ (9月20日 14時) (レス) @page28 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - NICOさん ありがとうございます!50話か…まだ書けそうだな…頑張ります! (9月13日 15時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
NIKO - 占ツクは1つにつき50話作れますよ! (9月13日 7時) (レス) @page22 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
なら - 嫌いと言ってみたのやつで、茄子の"創作活動"が違う方向に聞こえたのは私だけだろうか… (9月10日 14時) (レス) @page2 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 素敵なリクエストありがとうございます!続編、楽しみに心待ちしています🌻(*´▽`*) (9月9日 22時) (レス) id: 76ac922bd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年8月29日 20時