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小話 煽ったのは…〜鬼灯〜 ページ32

貴女「あれ〜?ないなぁ〜」


Aは探しものをしていた

気に入っていたキーホルダーだ

どこへ行ったのか…


するとそこに鬼灯の声が聞こえた


鬼灯「Aさん、そろそろ行きますよ」

貴女「あ、はーい」


あとで探すか、と思い、鬼灯と共に歩くA

貴女「…ん?」


ふと鬼灯の襟元を見ると、何やら見覚えのあるものが…

貴女「あー!あった!」


思わずその襟元に手を突っ込むA


鬼灯「あっ、ちょ、何して…」


鬼灯が困惑したような声を上げるが気にしてられない

無我夢中でそれを取ろうとしていると、

指先が突起をかすめた


鬼灯「あっ…!」


ビクッ、とする鬼灯

その彼に気づき、Aは手を止めた


貴女「あ、ごめん鬼灯さん。気に入ってたキーホルダーがその懐に見えたのでつい…」

鬼灯「…そういえば廊下で拾ってそのままでした…」

貴女「あっ、廊下かぁ。落としてたんだ、拾ってくれてありがとう鬼灯さん」

鬼灯「…あの、後でお返しするので私の部屋に…」

貴女「あ、うん」


そう言う貴女の手をそっと襟から出す鬼灯

心なしか顔が赤い

そのことに気づかず、Aは仕事に向かう

その夜、仕事を終えたAは、

キーホルダーを返してもらいに鬼灯の部屋に向かった

ノックをして呼びかけ、部屋に入る

すると鬼灯がAを捕らえ、ベッドに押し倒す


貴女「ちょ、鬼灯さん!?」

鬼灯「…なぜ私がキーホルダーをすぐ返さなかったのか分かりますか?」

貴女「な…何で?」

鬼灯「貴女を近くに感じたかったからです」


キーホルダーがAのものだと分かっていた鬼灯


鬼灯「しかし…もっと欲しいものができました」

貴女「え、何?」

鬼灯「貴女です」


そう言ってAにキスをする鬼灯


鬼灯「私を煽ったのは貴女ですよ」

貴女「え、私煽ってなんか…」

鬼灯「忘れました?今朝私の懐に手を突っ込んだ時…」

貴女「…まさか…」

鬼灯「そういうことですよ」


あの時指先に少し触れた突起…アレは彼のチクビだったのだ

キーホルダーに気を取られあまり気にしてなかったが、

今思うと赤面事案だ

そしてその彼は、今やAを喰らわんとしている

ふと気づけば、足に何か…


貴女「ほ、鬼灯さん…」

鬼灯「Aさん…今の私におあずけは無理ですよ」


チュッチュッチュッ…


貴女「あっ…」


二人の甘い夜が始まった…



今回はこんな感じ、ちょいピンクめです
しかし鬼灯さん、襟の中に何をどれだけしまってるんだ…

小話 肩ズン〜鬼灯、白澤〜→←小話 連れて帰りたい(クロスオーバー)



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NIKO - 白澤様…新たな扉開きましたね☆ (9月20日 14時) (レス) @page28 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - NICOさん ありがとうございます!50話か…まだ書けそうだな…頑張ります! (9月13日 15時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
NIKO - 占ツクは1つにつき50話作れますよ! (9月13日 7時) (レス) @page22 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
なら - 嫌いと言ってみたのやつで、茄子の"創作活動"が違う方向に聞こえたのは私だけだろうか… (9月10日 14時) (レス) @page2 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 素敵なリクエストありがとうございます!続編、楽しみに心待ちしています🌻(*´▽`*) (9月9日 22時) (レス) id: 76ac922bd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年8月29日 20時

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