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小話 鬼ごっこ〜鬼灯〜 ページ27

タタタッ…

Aは逃げていた

何から逃げているかというと…


後ろから追ってくる第一補佐官だ


鬼灯「Aさん、お待ちなさい!」

貴女「鬼灯さん、そろそろ諦めて下さい!」

鬼灯「嫌です!今日こそ第二補佐官になってもらいます!」

貴女「だからっ、私はならないってばー!」

鬼灯「第二補佐官の何が嫌なんですか!ヒラより給料もいいしそれに…」

貴女「っ…しつこい人はキライですっ!!」

鬼灯「ッ!!」


その言葉に、鬼灯の足が止まった


貴女「…?」

鬼灯「…嫌い…」


何やらショックを受けているのはAにも分かったが、

部屋が近かったため今のうち、と駆け込んだ


その後Aは獄卒の女子会に参加した

そこに、座敷童子がやってきた


一子・二子「Aさん…」

貴女「ん、何?」

一子「鬼灯様、元気ない」

二子「落ち込んでる」

お香「あら…珍しいわね、何かあったのかしら?」

貴女「……今朝のこと、気にしてるのかな」


Aはその時のことを話した


お香「…!そんなこと言っちゃったの?」

貴女「私も言い過ぎたとは思うけど…でも…第二補佐官なら他の人だって…」

一子「Aさん、わかってない」

二子「鈍感」


二人の言葉にえぇ…とたじろいでいると、お香が言った


お香「Aちゃん、明日の飲み会、鬼灯様も来るわ。その時に、すべて話してみたらどうかしら?」

貴女「…分かった」



次の日、閻魔大王のおごりで飲み会が行われた

その席で一緒にさせられたAと鬼灯

確実に両サイドの計らいだ


鬼灯に今朝のことを謝ると、私も強引すぎた、と謝る鬼灯


鬼灯「聞いてもいいですか?なぜ第二補佐官が嫌なんですか?」

貴女「えっと…」


実はリンチ的なものにあっていたA

他からの嫉妬が原因だ


大王「えぇっ!?そうだったの?」

鬼灯「では、あのケガは…なぜすぐ言ってくれなかったんですか!」

貴女「個人的なことに鬼灯さんを巻き込みたくなかったから…で、それで第二補佐官になるのが怖かったんです」

大王「そりゃトラウマにもなるよね…」

鬼灯「でも私は…貴女がいいです。貴女が…好きだから…他の人じゃ嫌なんです、私が守りますから…だから…」


その言葉に固まる周囲


Aは赤くなりながらもそれを受けた


後日、正式にAは第二補佐官になった



今回はこんな感じです
そばにいてほしくて第二補佐官にしたかった鬼灯さん
問題の獄卒の末路は…ご想像で

小話 お仕置き〜白澤〜(❈)→←小話 おまじない〜鬼灯〜



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NIKO - 白澤様…新たな扉開きましたね☆ (9月20日 14時) (レス) @page28 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - NICOさん ありがとうございます!50話か…まだ書けそうだな…頑張ります! (9月13日 15時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
NIKO - 占ツクは1つにつき50話作れますよ! (9月13日 7時) (レス) @page22 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
なら - 嫌いと言ってみたのやつで、茄子の"創作活動"が違う方向に聞こえたのは私だけだろうか… (9月10日 14時) (レス) @page2 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 素敵なリクエストありがとうございます!続編、楽しみに心待ちしています🌻(*´▽`*) (9月9日 22時) (レス) id: 76ac922bd7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nami☆ | 作成日時:2023年8月29日 20時

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