小話 休憩時間〜鬼灯〜 ページ24
ここは現世…
とある会社、その休憩室…
そこにある二人の姿があった
？？「…眠い」
？？「少し寝る?鬼灯さん…おっとここでは加々知さんか」
？？「…二人のときは鬼灯でいいですよ」
少し目つきの悪いこの男性…
実は閻魔大王第一補佐官の鬼灯である
現世視察のため薬を飲み、
髪型も変えて加々知という名を使い、会社に潜入したのだ
ただ擬態薬が眠気を伴うため、
いつもより目つきが悪くなる、と本人は言う
ちなみに隣にいるのは恋人のAである
加々知「…貴女が枕になってくれるなら寝ます」
貴女「ふふっ、鬼灯さんたら…」
Aの肩に頭を預け言う彼に、彼女は笑って言う
加々知「…この眠気、なんとかなりませんかね…いっそ自分で調合するか…」
貴女「ふふふっ、鬼灯さんなら作っちゃいそう」
ほのぼのした時間…
しかし、そうも言ってられなかった
貴女「…！鬼灯さん、ここ…」
加々知「…えぇ、いますね…亡者が…」
気配を感じて見ると、確かに亡者がいた…それも何人も
Aは加々知の身を起こすと、亡者たちに歩み寄る
聞けば、この会社はパワハラがあり、
自分たちはその末に…とのことで、
パワハラをした人物も教えてくれた
その証言をもとにその人物に証拠を突き出すと、
苦しい言い訳を始めたが、加々知が睨むとパワハラを認めた
男「…しかし、誰からその話を…」
貴女「さぁ…？あえて言えば幽霊さんかも？」
怪しげな笑みを浮かべて言うAに、
男は心当たりがあるのと同時に、
二人がただ者ではないと察して青ざめた
男の逮捕後、亡者たちを連れて帰ってきたAたち
マジメにやっていた者たちが大半だったのと、
素直に教えてくれたのとで情状酌量で刑は軽くなった
鬼灯「…眠い」
彼はというと…すごく眠そうだ
寝落ちしそうな鬼灯を彼の自室まで連れて行くA
ベッドに座らせ、部屋を去ろうとすると、彼が手を掴んだ
貴女「どうしたの?眠いんでしょ？」
鬼灯「…貴女が一緒でなきゃ嫌です」
貴女「…もー、分かったよ…」
彼の要望を呑み、一緒に横になるA
すると、彼が頭をもたげ、Aの首もとに…
鬼灯「…予約です」
貴女「もー、…鬼灯さんたら…」
彼の言う意味を理解し赤くなるA
その夜どうなったかは…二人の秘密だ
短編入れてみました
いかがでしょうか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
NIKO - 白澤様…新たな扉開きましたね☆ (9月20日 14時) (
レス) @page28 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
Nami☆ - NICOさん ありがとうございます！50話か…まだ書けそうだな…頑張ります！ (9月13日 15時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
NIKO - 占ツクは1つにつき50話作れますよ！ (9月13日 7時) (レス) @page22 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
なら - 嫌いと言ってみたのやつで、茄子の"創作活動"が違う方向に聞こえたのは私だけだろうか… (9月10日 14時) (レス) @page2 id: 08cb701c31 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 素敵なリクエストありがとうございます!続編、楽しみに心待ちしています🌻(*´▽｀*) (9月9日 22時) (レス) id: 76ac922bd7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Nami☆ | 作成日時：2023年8月29日 20時
