｢驚きよりも｣ ページ9
side……gr＿＿
Aが突然、総統室の扉を開けてきた。
扉をバン、と音を立てて。
一瞬暗殺者かと思ったが、Aだった。
とりあえずトン氏に言われたくないからケーキは隠した。
サボってるのバレたら大変だからな…()
そして、開口一番こう告げられた。
A｢えーっとねぇ、俺この国出るわ。｣
『……は?』
何故、何故Aが。
確かに、Aは明るく人を惹きつける。
ただ、見るからに"別国からの勧誘"という訳では無さそうだ。
なら、軍内での虐め?
Aは自他共に認める『飽き性』だ。
呆れられ、そこから無視でもされていたのだろうか?
話は聞きながら理由を考えていたら、気づけばもうAは総統室から去っていた。
それと入れ替わる様に入ってきたトン氏。
tn｢なんや…Aえらい走っとったけど…
グルさん何か知らへんの?｣
『…Aが国を出るそうだ。』
tn｢へぇ〜…そうなn……ん?なんや、幻聴かもしれん。もう1回。｣
『Aが、国を出るらしい。』
tn｢…はぁ!?ちょ、何で逆にそんな冷静なん!?
止めへんの!?｣
『…実際、驚きよりも"遂にか"感が勝っていた。
彼奴は自他共に認める飽き性だが、大事な決断は、しっかりと自分で決めている。
それだとしても、彼奴は『飽き性』ということには変わらないんだ。
変に止めてみろ、彼奴は壊れるぞ。』
tn｢……まぁ、せやな。｣
『て事でトン氏!
Aの卒国会をしようじゃないか!』
tn｢卒国会ってなんやねん!
幼稚園のお遊戯か！！｣
総統室に、今日"も"真紅の彼の声が響いた。
ラッキーメンバー
os｢俺めう!一緒にお菓子食べようめぅ♪｣
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涼羽#推し多い(プロフ) - コメントありがとうございます！これからも頑張ろうと思います！ (2021年6月5日 17時) (
レス) id: f3a9e87af6 (このIDを非表示/違反報告)
暇人パーリナイ(プロフ) - 神作品見つけた………これからも更新頑張ってください！ (2021年6月5日 12時) (レス) id: 6c369c24d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼羽#推し多い | 作成日時：2021年5月18日 17時
