▽ .. ページ15
差し出された手を握ると
ｷﾞｭｯと力強く握られる｡
口元には笑を持ち､
目は細めずにｼﾞｯと私を視界に捉えている｡
綺麗な向日葵の中に､
困った顔をしている私｡
｢ちょっと痛い..かな?｣
眉を下げると巴琉ちゃんはﾋﾟｸﾘと眉を動かして､
ﾆｺｯと笑い 手を離した｡
｢先輩 私のこと覚えてません…?｣
｢え…?｣
斗弥とのｷｽのことだろうか｡
ﾊﾟｯと頭に浮かび､顔に熱が集まるのがわかった｡
｢昔 会ったことありますよね…?｣
｢…え?｣
“昔”なんて言われても
私には昔の記憶はほとんどなくて｡
どんなに記憶を辿っても､
一定のところまで行くと 真っ暗で
何も見えなくなる｡
思い出そうにも 何一つ思い出せない｡
｢んん､ごめん…｡
覚えてないかも…｡｣
“そうですか…”とｼｭﾝとした顔をして
眉を下げた｡
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←▽ ..
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
お - し ろ ｡(プロフ) - お豆腐屋さんさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございますｯ 更新ゆっくりですが頑張ります! (2017年1月2日 21時) (
レス) id: 72a640cc68 (このIDを非表示/違反報告)
お豆腐屋さん(プロフ) - 描写が生き生きしてて凄く面白いです！これからも更新がんばってください！(´∇｀) (2017年1月2日 19時) (レス) id: b868038b66 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：お - し ろ ｡ | 作成日時：2016年12月31日 2時
