唐突 ページ11
「遊び行くぞ」
髪の毛をセットして眩しいくらいにキラキラした竜太にそう言われる
家とも学校とも違うその姿に心臓がうるさくなった
「あ、じゃあ由利とよっしー誘ってくる！」
再び廊下に出ようとすると、後ろから止められた
「嘉将は部活、由利はさっき連絡したら病院行くからって」
…それってつまり２人ってことっすよね？
いつも４人で行動することが多い私たち
なかなか２人で出かけることはない
…ていうか、始めてかも？
「え、あ、うん。そっかあ…」
そうだよね！２人が居たら誘うもんね！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ドキドキしながら、電車に乗って駅前の繁華街にやって来た
「A、どこ行きたい？」
「うーん…カラオケとか？」
「一週間前に行ったじゃん」
「いいじゃん別に！カラオケ好きだし？！」
いつもは４人で行くカラオケ
スーパー幼馴染ボーイズの歌唱力に閉口する会になっている
今日は２人。
今日くらいは独り占めしたいな、って…
由利マジごめん
「分かったよ、行くぞ」
ズンズン進んでいく竜太の背中を慌てて追いかける
背中だけで尊いとか何事…？？？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まめもやし(プロフ) - kahoさん» ありがとうございます(*^^*) (2022年2月14日 7時) (
レス) id: b87ba5c8ac (このIDを非表示/違反報告)
kaho - このお話、好きです！ これからも楽しみにしてます^∀^ (2022年2月14日 1時) (レス) @page7 id: eb7e2ba9d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まめもやし | 作成日時：2022年1月18日 21時
