教えてアゲル。【Kei.Inoo】

４３＿Kei ページ43

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『………もう恥ずかしいよ、』







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小さい手で頬を隠すA。







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慧『俺の愛、伝わってる…？』







『伝わってる…………っ！』







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ほんのり色づくAの頬は、本当にりんごみたい。







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………食べたくなっちゃうな。







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『………私だって、慧くんの好きなところたっくさんあるもん！』







慧『ん〜？』







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『白いご飯が好きなところとか、』







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それ好きなところなの？







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『レポートを手伝ってもらえるくらい仲良しなお友だちがいるところとか、』







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それ俺のこと褒めてないよね？







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『あとね、指が綺麗で』







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『私に合わせてゆっくり歩いてくれて、』







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『慧くんに頭撫でられると安心できるんだ…、』







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慧『う、ん………』







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『これからも、ずっと大好きだよ？』







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上目遣いになるAを、ぎゅうっと抱きしめる。







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『わ、………良い匂い』







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慧『ねぇ、自覚してる…？』







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背中にゆっくり手が回る。







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『何をっ？』







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顔を見られないようにしているのは、真っ赤だって自分でも分かっているから。







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慧『Aの一言一言が、俺の気持ちを膨らませるの』







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慧『Aといると、どうしようないくらい好きだなって思うの』







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慧『そういうの、ちゃんとわかってる…？』







『…うん、』







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分かってないでしょうよ。







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慧『………今日は、最高の式にしようね？』







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自分でもビックリするくらい今きっと、でれでれしてる。







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『ふふっ………慧くん』







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慧『あーもうだめだよ、』







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触れるだけのキス。







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『っ、……！』







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「そろそろお時間です」







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慧『あっ、は〜い』







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慧『続きはうちでね？』







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ずっとずっと、一緒だからね。







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＿Fin.

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