教えてアゲル。【Kei.Inoo】

１＿Kei ページ1

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『んぅ…………』







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はしゃぎすぎて疲れたのか、隣の大ちゃんの肩にコテンと傾くA。







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大貴『わっ、A先輩…？』






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そんなAを覗きこむ大ちゃん。







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あーあ、そんな近づいて………







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起きてください、なんて言ってるけど顔真っ赤なの、ばれてるからね？





　
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『大貴くん…、眠い…………』







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そのまま寝てしまうA。







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ほんとは今すぐにでも２人を引き離したいけど、大人な俺はそんなことしないもん。







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「有岡〜、なんか歌えよ！」







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そんな俺の気持ちに気づいたのか、気づいていないのか。







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周りの友だちが大ちゃんに声をかける。







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大貴『えー、俺すか？俺はいいっすよ…、』







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「お前ら１年のために集まったんだからさぁっ！」







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今日は、大ちゃんたち１年生への歓迎会。








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”仲良くなろうぜ！”という大学生独特のノリで、２年生の俺らと、１年生の大ちゃんたちと。







男女でカラオケに来ている。







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２人でのんびりしていたかったのに、Aがどうしても行きたいって言うから。







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仕方なく来たら、この有り様。







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いくら後輩だからって、目の前で寝るなんて…







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自覚してないよね？







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